新装版 富士に死す (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167112295

作品紹介・あらすじ

霊峰富士に対する民間信仰は古くからあるが、急速に大衆化したのは、「富士講」のはじまった天正年間である。しかし、大衆化は同時に信仰の俗化、形骸化を招いていった。富士講の荒廃に反発する行者・月行に見出され、後に富士講中興の祖と称された身禄のきわめて感動的な波瀾の一代を描ききった長篇歴史小説。

感想・レビュー・書評

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  • 富士講を修めた男の一生。

  • 断食をして死を迎えられる人がどれだけいるだろうか。

    作中に、瞑想をして時には自分だけのこと、時には父だけのこと母だけのこと兄や弟だけのことを考えてみなさいという教えが出て来るがたまにはそうやってみるのもいいかも。

  • 富士山に対して、いい印象を持ってなかったけれど、そんな自分を少し反省。神聖な気持ちで、今年は富士山に登ろうと思う。

  • 新田次郎による食行身禄の生涯を描いた小説。当時にしてはよく調べて書いてると思う。食行再婚説はフィクションだろうけど斬新。

  • 富士講300年。霊峰富士への日本人の思いを描く
    「富士山もの」の掉尾を飾る傑作。享保十八年、吉田口の岩穴で入定した行者・身禄の感動的な生涯を通じ、富士への想いを描いた長篇歴史小説

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著者プロフィール

新田 次郎(にった じろう)
1912年6月6日 - 1980年2月15日
長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市)生まれの日本の小説家、気象学者。本名は藤原 寛人(ふじわら ひろと)。電機学校(現:東京電機大学)卒業。次男に研究者・作家の藤原正彦。
終戦後で生活が困窮しているところ、作家である妻の兩角(もろすみ)ていの刊行した『流れる星は生きている』がベストセラーになったことから作家を志し、執筆活動を兼業する。
1956年『強力伝』で第34回直木三十五賞受賞。1966年に専業作家。1974年に吉川英治文学賞、1979年に紫綬褒章。
気象職員としても富士山気象レーダー建設という大きな業績で名を残しており、退職時には気象庁から繰り返し強い慰留を受けた逸話が残る。

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