心の航海図 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1996年8月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167120191

作品紹介・あらすじ

時代の奔流にめまぐるしく揺れる人生の羅針盤。どの星を頼りに、信ずべき航路を見出したらよいのか……。宗教、暴力、マスコミの問題から折々の感懐まで、みずみずしく綴る随想集。

みんなの感想まとめ

人生の羅針盤を探し求める中で、現代にも通じる深い洞察を提供する随想集です。著者は、時代を超えて変わらない社会の問題や個人の感情を鋭く捉え、特に「貧乏性」についての考察が印象的です。忙しい日常の中で、他...

感想・レビュー・書評

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  • 30年以上前の新聞連載のエッセイだが、現代にも通じるものがある。という意味では「世相」はあまり変わってないのかもしれない。

  • 遠藤周作 さんの 1990年前後のエッセイ集で。
    その当時の出来事を、遠藤さんなりの解釈で読み上げてくれています。
    個人的に刺さったのは、「貧乏性」についてで。
    貧乏性とは、「とにかく安くしよう」というわけではなくて、いつも忙しい人が映画を見てゆっくりしている時に、他の人が映画館から出てきたら、「あぁ、俺は何てもったいない時間を過ごしてしまったんだ」なんていう風に思ってしまう。それが「貧乏性」だと書いてありました。
    本当にそれは現代においてもすごく通じるものがあるなとかんじました ゆっくりと自分にとってのプラスの時間を過ごすのわ、喜ぶのではなくって、他の人と比較して これがプラスの時間なのか、マイナスの時間なのか、なんて計っている。それは確かに貧乏性 かもしれないなと感じました。

  • 遠藤周作氏のエッセイ集。さすが文壇の重鎮だけあって、読みが深い、視野が鋭い。日常生活をこれほどまで彩りのある多面体に見せてくるのはやはり筆者のなかに確固たる価値観が確立しており、物事を主観的に判断できる強さを兼ね備えているからであろう。それでも四角四面な修養書に終わらないところが、遠藤氏のおちゃめな性格のせいなんだろうか。肩の力を抜いて楽しめるくせに、心にじぃんと残る印象がクセになる。読み終わった後なんとなく性格が良くなったような気がするのも、お薦めのポイント。タイトルは遠藤氏の人生における心の軌跡を追う書、の意だろう。

  • エッセイを読んでいるととても常識人。

  • 私が小学生だった頃の話だと思う。自分も生きていた時期のことを、違う人の心で感じて語っているのはとっても新鮮だった!!
    他の、今度は小説も読んで見たい。3年前は挫折したけど、今なら……読める気がしますっ!

  • 徒然なるままに・・・といった短編集。というかボヤき集。一気に読むよりは、時々好きな項目をちょっとづつ読むのがいいかと。ちょっとした心のスパイスにはなる。

  • 読みたい。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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