女 下 (文春文庫 え-1-22)

  • 文藝春秋 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167120221

みんなの感想まとめ

女性たちの運命と戦いを描いたこの作品では、豊臣家と徳川家の激動の時代を背景に、強い意志を持つ女性たちが描かれています。特に、淀殿は母のお市と同じ運命を受け入れ、悲劇的な選択をする一方で、北政所ねねは静...

感想・レビュー・書評

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  • 下巻では、大坂夏の陣・冬の陣の二度の戦いによって秀頼と淀殿が敗北するまでの展開と、江戸時代の多くを中心とする女性たちの戦いがあつかわれています。

    母のお市とおなじ運命をたどることを決意し、死をえらんだ淀殿と、秀吉死後の現実を見つめ、徳川の治世で静かに生きることをえらんだ北政所ねね、さらに徳川秀忠の娘で秀頼の妻となった千姫といった女性たちが、豊臣家と徳川家の戦いのなかでたどった運命がえがかれています。

    つづいて、三代将軍家光の乳母であり、彼を支えることに生涯をささげた春日局や、その後の大奥のさまざまな女性たちのすがたがとりあげられていきます。男たちの戦争によって運命を翻弄されることになったお市や淀殿とはちがい、平和な世の中で権謀術数を駆使する女たちの戦いがくり広げられ、上巻とは大きく印象が変わっているように感じます。

  • 淀から続く憎しみは、千姫、お江にも受け継がれ、
    そこに、お江と春日局の戦い。

    春日局の戦いが、人々を狂わせる。

    そして大奥。

  • お市から淀の方へ、母娘二代にわたる秀吉への復讐劇、そして春日局、桂昌院ら大奥の女たちの哀しみ……。著者晩年の歴史大河小説

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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