若きサムライのために (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1535
レビュー : 139
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167124038

感想・レビュー・書評

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  • 週刊誌の連載ネタは以前に読んでいたが、この編集では後半が対談。40年前の日本と世界の事情は大きく違うが、今と比較してみると、非常に興味深い。予測が当たっていることもあれば、そうでもなかったり・・・。いずれにしても、真剣に日本のことを考えていたには違いない。
    福田赳夫との対談は、思わず「へぇ?」である。

  • この本には、文藝春秋などで発表された、1960年代の日本社会・若者・大学についての評論や対談が納められています。
     もちろん現代とは時代が違いますので、そのまま適用することはできないのですが、応用することは可能だと思います。
     三島由紀夫独特の視点、美学、精神の在り方についての考えなどを堪能してみて下さい。

  • 自分がどうありたいか、のきっかけを探したくて読んだ本。

  • 初三島作品。
    ってコレが初って邪道なのかな?かも。

    全編通して、危機感が半端ナイ。
    抜き身の日本刀突き付けられてるような迫力があります。
    またその危機感の対象が、今でもあんまり変わんないような気が…。
    むしろさらに悪い方向に?
    今も三島氏が生きていて現在の状況を見たら、憤死してしまいそう。

    やっぱり時代が違うので、当時の出来事、事件に暗いと分かりづらいですが、(こんなに調べ物しながら読んだ本は初めてだ。)論点は今でも、いや今だからこそ、考えるべきことのような気がします。

    実際の作品を読むのが楽しみ。

  • 昔読んだ本だけど、久し振りに軽く読み返して大事なセンテンスだけ思い出した。

    結論からいえば、あまりにも時代が異なる(昭和40年代)から時代背景がわかりにくい。

    そして、色々語っているけど、最終的になぜ三島由紀生が自殺を選んだかを考えることがこの本の皮肉な意義だと思う。

  • 三島由紀夫の言っていることが、今まさに起こっている。

    もし三島さんが生きていたら、この時代や将来をどうみるだろう。

  • 081203-1219 エッセイ。

  • 三島の日本人論と言っていいんじゃないでしょうか

    彼の生き方というか生き様には、ひどく憧れを抱くものなんですよ

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
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    毎日に張りがないなぁと感じているなら、三島
    由紀夫。研ぎ澄まされた表現で、ピリリとした
    緊張感とエスプリの効いたユーモアを与えてく
    れる。この人のエッセイは何読んでもたのしい。



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    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
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    ■自己を尊重できない者が、どうして人間を尊重
     でき、真実を尊重できるのかね

    ■未来はオレに関係なくつくられてゆくさ。オレは
     未来のために生きてんじゃねぇ。オレのために
     生き、オレの誇りのために生きている

    ■私は糊の利いた裃の肩衣が美しいように、男
     を美しくするものは作法であると考える人間で
     ある

    ■一旦約束を結んだ相手は、それが総理大臣で
     あろうと、乞食であろうと、約束に軽量があるべ
     きではない。それはこちら側の信義の問題だか
     らだ

    ■たとえ動機が私利私欲であっても、結果がすば
     らしければ政治家として許される

  • これは40年前に書かれ、それは三島が死ぬ1年前である。
    三島が各問題についてどのように考えていたのかということが少し見える。天皇、日本文化、学生運動、自衛隊、核兵器など。
    ここで扱われている内容は未だ論争が行われているものばかりだ。重要な問題というのは解決されるのではなく、議論され続けるものなのかもしれない。

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著者プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

「2017年 『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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