青い月曜日 (文春文庫 か-1-1)

  • 文藝春秋 (1974年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167127015

みんなの感想まとめ

戦中戦後の混乱を背景に、少年の成長と独自の人生を描いた自伝的小説が魅力的です。特に第一部では、鉄道整備に従事していた少年時代が熱を帯びた文体で表現され、読みやすさが際立っています。一方、第二部以降はス...

感想・レビュー・書評

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  • 戦中戦後の騒乱を駆け抜けていく、恐らく開高少年の生き様で自伝的小説。"的"はいらないか。

    戦中の鉄道整備をしていた少年時代を書いた第一部は、第二部以降にくらべて、独特の熱に浮かされたような文体である。戦後の第二部以降は、綱渡りをするような、スリリングな唯一無二の人生を描く。

    第一部は読みやすいが、第二部以降は結構読みにくい。特に死体についての会話や改行のない情景の羅列は、内容も伴って、なかなか読み進めることが難しい。

    かといって難しくて読みにくい文ではない上に、ついグイグイと引き込まれてしまって、電車の乗換えを忘れてしまいそうになるほどである。

    また、当時の世俗を表すものとして、ステレオタイプではない当時の流行語などが、会話に挟まれている。これが非常にすばらしい。登場人物の行動が一気にみずみずしいものとなり、キャラクターが立ってくるのだ。

    よく考えて見れば、最近の小説ではそういった「無駄な会話」が行われるのは稀なのではないか。

  • 久しぶりに読み返す。
    電車の中で、一語一語、宝石を拾うような気持ちになる。

  • 2008/7/13購入

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著者プロフィール

開高 健(かいこう・たけし):1930年、大阪生まれ。大阪市立大学を卒業後、壽屋宣伝部(現サントリー)にてコピーライターとして活躍。同時に創作を続け、57年『パニック』でデビュー。58年『裸の王様』で芥川賞、ベトナム戦争現地へ赴いた経験に基づく『輝ける闇』で68年に毎日出版文化賞、79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、81年に一連のルポルタージュ文学について菊池寛賞を受賞。ほか『日本三文オペラ』『ロビンソンの末裔』『オーパ!』『最後の晩餐』など、代表作・受賞歴多数。89年逝去。

「2024年 『新しい天体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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