僕は結婚しない (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2003年9月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167128081

みんなの感想まとめ

独身貴族の魅力や恋愛の複雑さを描いた作品は、主人公たちの自由な生き方に共感を呼び起こします。年上女性との関係を通じて、包容力や成熟度に触れながらも、結婚に対する慎重な姿勢が際立っています。恋愛が結婚に...

感想・レビュー・書評

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  • 2008年07月22日 04:36

    本当はこの人の「わが人生の時の時」を探してて、でもなくて、それでこれを手に取りました。多分、先にこれ読んで良かった。ちょっと見方が変わりました。

    なんかこの主人公たちの優雅な感じ、好き。もちろん金銭的な意味じゃなくて、”独身貴族”ならではの物言いや行動。二股も、ならでは。

    年上女性の包容力や成熟度に触れて、それに魅了され身も心も任せる主人公はかわいいけど、作中にあるとおりそれは相手が子持ちで「結婚に至る可能性が非常に低い」から。

    女性もそれは同じかも。結婚がどうとかって関係になるかもしれない、ならないかもしれない、そういう状態ではいつまでたっても警戒心は解けないし、自分を出し切れない。
    そういう意味では、田辺聖子の『魚は水に 女は家に』で「結婚は契約」と言っていたのは的確なように思えます。

    契約をかわしたくない相手に付け入られたら困りものだし、万が一そんな重大な契約を締結するとなる相手なら隙は見せられない。

    結婚についてつらつら書いてるわけでは決してないのに、勝手にいろいろ考えちゃう。

    でもとりあえず、リカちゃんみたいなのが来たら言っちゃうかも。僕は結婚しないよ!って。

  • 頭のいい人の文章は違います。
    都知事になって傲慢さが目立ちますが、芥川賞(1956年)をとっただけのことはあります。

    スケベ男が色恋情事を経験しますが、最後にかわいい理由で結婚しないことを決意します。
    男の人なら、かなり共感できる内容です。
    女の人は、少々バカ男の考えに苛立ちを感じるかもしれません。

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著者プロフィール

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。2022年逝去。

「2022年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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