経営に終わりはない (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167130022

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  • 藤沢さんはホンダの黎明期を支えた経営者の一人。天衣無縫な本田宗一郎さんを支えて、今のホンダの基礎を作りました。かねがね、なぜこのような立派な経営者がなぜ黎明期のホンダに身をささげたのか不思議に思っていましたが、この本でようやく分かりました。理由は、純粋な意味での本田と藤沢の愛です。このような人間関係が存在し、それを知ることができたのは、私の人生にとってとてもしあわせなことでした。

  • よくリーダーについて書く本があるけど、リーダーってフォロワーがリーダーとして認めるからリーダーになるだけ。まさに本田宗一郎をリーダーにしたのはこの人であり、経営はこの二人の異なるタイプが相互に尊敬しているから成り立ったということがよくわかる本。

  • ホンダを本田宗一郎氏とともにつくりあげた藤沢武夫氏の回顧録。
    名参謀とあるが、本書を読む限り、参謀というよりパートナーと感じた。

    技術者ではない経営者の話であり、まさに自分には勉強になるはず!
    と思って読んだが、あまりピンと来るものではなかった。

    再読が必要かな?

    とは言え、この相思相愛というか、お互いにリスペクトし合う関係というものは、素晴らしいと思ったのは確か。

    宗一郎氏に空冷エンジンを作らせたかった、という話には感動した。

    [more]
    (目次)
    1 生命をあずかる仕事
    2 思いがけぬ危機
    3 本業以外に手を出すな
    4 万物流転の法則
    5 経営者の心構え
    6 模索と学習の日々
    7 たいまつは自分で持て
    8 海のむこうへ
    9 頭の切り替え
    10 本田かぶれ

  • 藤沢の肉声に取材したこういう本があることは、今まで見落としていた。Hondaは、組織形態としては特殊な形をとっているが、それが藤沢の思想に由来すること、紙の上の学問によらずして、本質を見極め、必要なテイクリスクを行い、現場に熱を吹き込みつづけ、だめなことはダメとポリシーを貫くことの重みが語られる。常人に真似ができるものではないが、企業人の生き方として感銘を受ける。

  • 本田宗一郎と二人三脚でホンダを創業し、一流企業へと導いた、著者の企業経営術を綴った書。

    本田氏が開発の陣頭指揮をとり、資金繰りから販売戦略、組織作りまで、経営全般は著者が一手に担当したという。本田氏を企業の顔として祭り上げつつ、実質的なトップは著者だったと言うことが良くわかった。見事な役割分担。

  • ホンダの創業期を支えた一人。経営と技術の両輪があってこそ。
    今の日本にホンダやソニーみたいな企業がまた出てくることはあるのだろうか?

  • 6年ぶり、2度目の読了。
    ホンダのもう一人の創業者とか、本田宗一郎の右腕、とか、藤沢さんを形容することばはたくさんあります。

    本田さんを書いた本は無数にあります。でも、藤沢さんが自分で書いた本は数冊しかありません。

    本田宗一郎という男を見つけ、お金ではなく自分の人生を賭けてその能力を世に出していった胆力は、本田さん本人に全くひけをとりません。

    外国見聞に本田さんを送り出し、転がっていたプラスねじを拾ってくる発見を日本にもたらしたのも藤沢さん。

    スーパーカブを作ることを本田さんにけしかけたのは藤沢さん。
    ヨーロッパでなく北米市場に出て行くことを強く強く指示したのも藤沢さん。

    スーパーカブというイノベーション商品で世界を席巻していく戦略の立て方は、今思えば、ジョブズさんの戦略の原型ではないかと感じるほどです。

    「得手に帆上げて」は本田さんの名著ですが、藤沢さんが書いてほしかったのは、そこに書いてあることではなかったあたりも、また、興味深い出来事です。

    男が男に惚れる物語として読むのもお薦めです。

  • 他人のふんどしで勝負しない。
    自分の松明を持って歩く。

    自分の信念をいかに強く持つか
    信頼できるパートナーに満足させるために基準を明確に!

    万物は流転する
    いかにここから抜け出し繁栄するか。

    即断即決

  • 成果に名だたるホンダを本田宗一郎とともに作り上げた著者の回顧録。
    乗り物を売るためには安全も一緒に売らなければならないとサーキットを作り、安全教育などのイベントも起こしたとは先進的な考え方だ。

  • “世界のホンダ”の創業者である本田宗一郎さんについては、その人柄とともに天才技術者として良く知られているところだが、創業時から経営を担当し世界企業に成長させた藤沢さんについての情報はあまりない。この本は藤沢さんによる貴重な記録。
    「本業以外に手を出すな」、「万物流転の法則」、「たいまつは自分で持て」など、現代の経営にもその哲学は色あせない。

    「ここらでいいということにするか」
    「そうしましょう」
    すると、本田はいいました。
    「幸せだったな」
    「ほんとうに幸福でした。心からお礼をいいます」
    「おれも礼をいうよ、良い人生だったな」(p227)

    25年間苦楽をともにして育てたホンダを離れる際の会話が感動的だった。
    あ、カブ号、買おうかな。

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