ヨーロッパ退屈日記 (文春文庫 131-3)

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  • 文藝春秋
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167131036

感想・レビュー・書評

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  • ブルジョワボンボンの自慢話あるいはウンチク話。しかし面白いんだなこれが。笑

  • 粋な人!!という印象です。こういった心意気を男性は持って頂きたいと思いました。それにしても相当ハイカラな方ですよね。

  • 春日図書館にて

  • 中三の時に読んでから、その後の人格形成に大きな影響を受けた一冊。
    購入のきっかけは、山口瞳による本の帯「この本を読んでニヤッと笑ったら,あなたは本格派で,しかもちょっと変なヒトです」の惹句。
    俳優としてヨーロッパに滞在した著者による、映画・ファッション・車・料理・音楽・絵画・語学等、多岐にわたるテーマを、独特の視点と洒脱な文体で綴った見聞録&文化論。
    特に第Ⅱ部の「場違い」から「わたくしのコレクション」までの、鋭い感性と深い洞察力には感銘。厳格主義者による「ほんもの」とは何かを教えられます。
    40年前に書かれた本とは思えないほど現在でも色褪せてない、何度読んでも面白いエッセイ。
    それを証明するように、この本が元ネタの作品を多く見て(読んで)ます。

  • 伊丹 十三さん。

    この方が映画でヒットを飛ばしていた頃、自分はまだ子どもだったけれど、すごくわくわくして面白かった記憶があるます。

    そう、自分にとって伊丹十三といえば映画監督というイメージしかありませんでした。

    会社の同僚に借りて初めて伊丹十三さんの文章を読みました。
    映画を創る才能以外にも文章を書く才能もあったのだなぁと思い、更に色々調べてみると何とも多才な方だったのですね。

    ヨーロッパに対する評価で少々鼻についたりもします。
    でも、とても素直に心情を吐露する部分もあります。
    完璧主義で古き良き日本人らしい恥の意識があり、それでそれで、とても正直な人なのだなぁという印象です。

    本とは関係ない話になりますが、昔自分が見た映画は、社会の暗部に深く斬り込むような内容だったのですね。
    社会の暗部をテーマにしたような難しい話を、誰が見ても楽しめる作品にするのはものすごいことだなぁと思います。
    そーいう才能がある人は、暴かれたくないことを抱えている側にいる人からすれば、面倒なやつだなぁと思われてしまったのかもしれないですね。

    他の本も読んでみよう。映画ももう一度見てみよう。

  • 二十数年間読み続けている.

  • 独特の言葉遣い、センスなどがおもしろかった。
    何にも捕らわれずに自由に生きているのかと思いきや、自分の中で細かい「こうであるべき」ということが確立されていて、それが断定されていることにも、好き嫌いはあると思うが、自由なセンスで、おもいもよらない視点で書かれていることも多いので、非常に楽しかった。同じ著者の本をもっと読んでみたいと思った。

  • 座右の書です。

  • 090921(a 091109)
    100506(m 100523)

  • 最近買った1冊。
    レタリングも、イラストも達者で、その上達筆。
    趣味の幅もとてつもなく広い。
    こういう人に僕は弱いのです。

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著者プロフィール

1933年生まれ。映画監督、俳優、エッセイスト、テレビマン、CM作家、商業デザイナーなど、興味のおもむくままに様々な分野の職業に分け入り、多彩な才能を発揮。翻訳も多数手がけた。1997年没。

「2020年 『ちょこっと、つまみ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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