トライアル (文春文庫 し 35-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167131098

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  • ギャンブルの世界に生きる人々の話。
    短編4話

  • 短編集。ギャンブルの世界で、誠実に生きている人たちの物語。
    じわじわ来る感動もの、という感じです。

  • 読み始めて気がつきました…。読んだこと有ります(^^;
    でも、面白くて、最後まで読んでしまいました。
    公営ギャンブルのレースに関わる人の短編小説集です。

  • 公営ギャンブルのプロフェッショナル達のお話。

    内容の中心はレースではなく、
    将来、家族、自尊心といった葛藤。

    あの時、これから…の二つの想いが錯綜する
    人生の機微を丁寧に描いた作品。

    個人的には、長編作家という印象の強い真保裕一さんとは、
    またちょっと異なる趣きも好き。

  • 公営競技を題材にした短編集。どの話も解説がしつこくない程度に入っているので、その競技に詳しくなくても楽しめる。親子、夫婦など身近な絆が希望を持たせるエンディングを用意する。所詮ギャンブルと敬遠する向きもあるだろうが、一発勝負の真剣勝負である一流アスリート達の戦いは、読み応えがあった。どの話も続きが読みたくなる。

  • 父を知らず、調教師の祖父に育てられ、新人騎手として修業を積む高志。馬の故障を次々と癒し、周囲を驚かせる正体不明の厩務員の過去に、彼は疑惑を抱くが...。競馬、競輪、競艇、オートレース。ファンの夢と期待を背に一瞬の勝負に挑むプロフェッショナルたち。彼らの潔くも厳しい世界を圧倒的な迫力で描く物語。

  • 4つの短編構成
    個人的には、最後の競馬の話はよかった

  • この著者にしては珍しく、ギャンブルレースを題材にしている。

    その競技にまつわる人間模様を書いているのだが、、、
    ちょっと物足りなかったかな~?

  • レースにまつわる4つの話。
    結局塩田の正体は何者だったのでしょうか。

  • 2010.5.8読了。
    主人公が競輪や競艇、競馬などの賭け事のドライバーの短編集。でも内容は賭け事ではなく、家族のお話し。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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