栄光なき凱旋 中 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2009年7月10日発売)
3.83
  • (27)
  • (32)
  • (30)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 377
感想 : 25
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784167131128

みんなの感想まとめ

戦争という極限状態を背景に、個々の思いや生い立ちが交錯する物語が展開されます。特に、軍隊に入った3人のキャラクターの異なる立場や心理が描かれ、彼らの葛藤がリアルに伝わってきます。語学兵として戦果を挙げ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ハワイに住む3人の日系二世の物語です。
    太平洋戦争が舞台なのですが、アメリカ人でありながら、アメリカ人からも日本人からも迫害を受け、それでも三者三様に太平洋戦争に関わっていく様は、残酷そのものでした。
    戦争を起こしてはいけないと思いますし、この瞬間にもロシア、ウクライナ、イスラエル、イラン、イラク、様々な国で戦争が起こっており、その渦中で苦しんでる
    いる人がいると思うと、胸が張り裂けそうになります。
    戦争のあり方について考えさせられる一冊です。

  • 面白かった。下巻が気になる。

  • 戦争という極限状態。
    組織と個の方向性の違い。
    生い立ち。
    外も中も色々な戦争がある。
    怖い。

  • 上巻より読み進めやすかったが読むスピードが上がらない。著者の小役人シリーズの様な次は?次は?感が感じられない。話は、戦争と並行して進む殺しの犯人探しが気になる。

  • 180726*読了
    それぞれの思いを胸に軍隊に入った3人。
    語学兵として戦果を揚げ続けるジョー、語学兵になりたいのになれないヘンリー、語学兵になりたくないのにならざるを得なかったマット。
    ジョーとマットが2人で任務を果たすべくフィリピンへ赴くところが印象的でした。(後編に続く)
    同じアメリカ、日系人でも本土生まれとハワイ生まれではこうも性格が違うのかと思うシーンも。ハワイアンは前向きだなぁ。

  • レビューは最終巻で。

  • 第二次世界大戦下の日系アメリカ人の苦悩がすさまじい。

  • 79
    交錯する運命は日系人を翻弄していく。
    そして運命は更に混沌とした戦場で彼らの覚悟を強く揺さぶる。

  • 真珠湾攻撃によって、一気に追い込まれた「見た目は日本人」である日系アメリカ人たちの戦場での様子。
    非常にリアルな戦場と戦士の心理描写に、
    胸がくるしくなる。

  • レビューは下巻で

  • はからずも「永遠の0」に続いて第二次大戦関連の長編。アメリカが抱える問題をかくも詳細に記述してあることに驚きを覚える。在米日系人が開戦でどうなったのか、日本ではほとんど語られていない歴史に焦点をあて、白人社会の根深い人種差別問題を指摘しつつ、何人かの日系人の人生が綴られている。もちろんフィクションだが、その背景は綿密な調査を元に記述されており、「永遠の0」とは違う意味で大いに学ばされた。

  • [BOOKデータベースより]

    日本軍の真珠湾攻撃で苦境に立たされた日系人たち。語学兵のジローは南方戦線で成果を上げ、強制収容されていたヘンリーは志願兵としてヨーロッパ戦線へ送られる。マットも軍に志願したが、日本語を生かして語学兵に転属となり、ジローとともに敵地に乗り込むという極秘任務を与えられる。彼らは新たな未来を掴み取れるのか。

  • 中巻は、一気読みでした。
    いよいよ、マットとヘンリー、マットとジローが出会いましたね。

    それにしても苦しくて切ない。

    後半の、マットとジローの極秘任務のところはドキドキです。

    しかしマットとかヘンリーとかテリーとか、名前が完全に
    外国人名だし、特にハワイ出身の人たちはご陽気なので、
    彼らの想像図が私の頭の中ではどうしても金髪青い目になってしまう。
    見た目は完全に日本人なはずなのに。

  • 日本の血を引きながらアメリカ人として暮らす日系人の戦争を描いた作品。日本人の日本人たる由縁とは一体何なんだろう。他の国と比べると独特な気がする。描写は濃厚で満足。

  • 上に記載の通り

  • 日系人の立場から太平洋戦争を描いた小説です。
    文句なしに面白い!!

    外見が日本人というだけでアメリカ人であるにも関わらず不当な差別を受ける主人公達。
    日系人のアメリカでの地位を確保するために志願兵となるまでの過程。
    戦場において「死」と対峙した時の心の葛藤。
    境遇が異なる3人の日系人が主人公になっています。
    彼ら3人の異なる目線を通じて語られる物語は立体感があって色んな感情が揺さぶられます。

    さすが真保 裕一さん!という作品でした。

  • 日本軍の真珠湾攻撃で苦境に立たされた日系人たち。語学兵のジローは南方戦線で成果を上げ、強制収容されていたヘンリーは志願兵としてヨーロッパ戦線へ送られる。マットも軍に志願したが、日本語を生かして語学兵に転属となり、ジローとともに敵地に乗り込むという極秘任務を与えられる。彼らは新たな未来を掴み取れるのか。

  • ワイハー出身・果てしなく前向きだったマットくんがとうとう戦争の現実を体験したところでどう変わっていくのか。 
    見たいような/見たくないような。
     
    戦争って いろんなひとが いろんなものを失くしていくんだな。
    やだな。

  • 中巻では実戦が開始される。
    終盤で、ジローとマットの潜入任務開始。

  • いよいよヘンリーやマットも戦場へと身を置くことになる。
    作中に描かれているテリーやエドとの友情は、束の間のオアシス。
    でもきっと下巻でかなり激化していくんだろうな~と今から少しビビりながら、積読しています。

全21件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真保裕一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×