加藤清正(上) (文春文庫)

  • 文藝春秋
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感想 : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167135195

作品紹介・あらすじ

文治派石田三成、小西行長との宿命的な確執、大恩ある豊家危急存亡の苦悩——英雄豪傑の象徴のように伝えられるこの武将の鎧の内にあった人間の素顔を剔抉する傑作歴史長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 言わずと知れた戦国武将。
    秀吉の家臣、石田三成との確執、朝鮮への出兵、
    虎退治、などなど
    イメージとしては剛勇。
    秀吉の物語には必ず出てくる武将である。
    その加藤清正から見た戦国の時代とは
    どんな感じに見えるのか。


    この上巻では秀吉という稀代の人物の偉大さを
    改めて認識した。
    その秀吉により影響を受けたであろう清正は
    好印象の武将として写る。
    人気があるのは実際に良い武将だったのだろう。

    さて下巻はどういう
    描かれ方をしているのか興味深い。

  • 上巻は秀吉に仕えてから朝鮮出兵まで。若い清正は清水宗治や別所長治、吉川経家など籠城の末城兵を守る為責任をとり切腹する姿に感銘を受ける。母は熱心な法華信者で清正自身も母からの多大な影響を受け信心深くなる。三成とは出逢いから馬が合わず常に対立しその同僚の小西行長とも朝鮮出兵後反目しあう。

  • 2018/7/9-7/22

  • 肥後の国を築いた風雲児の素顔と生涯を描いた大作。
    15歳で木下藤吉郎に仕えた加藤虎之助清正、この上巻は秀吉の朝鮮出兵までを。虎之助の母への愛、母の虎之助への教えが素晴らしい。この本の収益は熊本地震の義捐金に寄付されます。

  • この方は好き嫌いが激しいと思われる。
    歴史に忠実かもしれないが、武将列伝で加藤清正を師団長レベルの人間と書いており、清正好きの私にはなぜこの人の話を書くのかという疑問が消せずに読んだ。
    そのためか、説明が多く、著者の考えを述べることが多く、小説として入り込めない。
    思ったより、加藤清正が悪くかかれてはおらず、ほっとしたが、これよりは池波さんの著書の清正の方がかっこいい。

    著者の伊達正宗は尻切れトンボで終わっており、ネットでその理由があまり好きでない武将について連載したので、連載約束期間の終了とともに終わらせたのではないかと書いてあった。

    私生活でも、直木賞などを巡って、池波さんを酷評するなど好き嫌いのコントロールが苦手な人に思えて、少し怖い。

    著者は戦争を体験して言うらしく、大東亜戦争での経験をたまに述べる。それを踏まえると、引用した人の死を受けて、先を考えず行動せよという意味の考えを清正に語らせているのは感慨深い。

  • 歴史小説ってだいたいそうだと思うけど清正側からしかかかないし都合の悪そうなところはぼやかすからこれぞ!という爽快感はなかった
    でも清正がたどった道はわかったのでその点はよかったかな

    え、なんでそこでそうする?とかいうことが多々あったけど本当はどうしたんだろう

    ちゃんと熊本の治世の基礎を築いた人だからとてもいい人だっただろうなって思いました

  • 加藤清正が秀吉に召し抱えられてから、小西行長とともに朝鮮出兵し、京城を占領するまで。律儀で男らしい武将、清正。読んでいて清々しい。

  • 清正びいきの描写が多いだろうが、先を読むのが楽しみな小説だった。

  • 虎狩りの人

  • 上巻は太閤記清正編って感じ(^^;;朝鮮出兵後の下巻の展開がたのしみ!

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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