乱世の英雄 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1991年2月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167135263

作品紹介・あらすじ

上杉謙信は高血圧で武田信玄は低血圧だった。豊臣秀吉は成功者なら誰でもする少年時代の苦労話をなぜしなかったかなど、歴史通の著者が披露する楽しい歴史裏話がいっぱい。

みんなの感想まとめ

歴史の裏話やエピソードを通じて、過去の人物や出来事に新たな視点を与える内容が魅力的な一冊です。著者は、歴史コラムを寄せ集めたような形で、読者にとって身近で親しみやすい語り口を提供しています。特に、明治...

感想・レビュー・書評

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  •  内容は著者がいろんな媒体で書いた歴史コラムの寄せ集めみたいな、現代ならゴマンとあるような本なのだが当時少年だったオレに初めての「史伝文学」ショック、歴史小説とは山岡荘八とか吉川英治とかみたいな大仰なものでなく短くていい、自分の言葉で書けばいい、わかんない所をどう想像するか、と言うのが「小説」なんだよという「気づき」を与え、そのショックをまともに受けたオレは今に至るまで小説の真似事を細々と続けるパンチドランカーならぬ史伝文学ドランカーとなってしまったのであった。そういう、オレにとってだけの、特別な本、です。

  • ブログみたいな感じで歴史に関する情報掲載。明治生まれの人なので西南戦争の当事者から聞いたエピソードがリアル。腹の調子が悪くて命拾ったりとか運命は紙一重だなと思わされる。
    前田慶次も出ていて隆慶一郎よりも先に目はつけられているのは流石。

  •  司馬遼太郎本を多少読んでいるおかげで、あちらこちらに似たようなお話をみつけてにんまりする。14短編収録。

  • 海音寺氏の本は初めて読んだがなかなか面白かった。桐野利秋のくだりが印象に残った。

  • 読むのに1ヶ月近くかかってしまったが、後半は一気に読み終えた。
    作者の父を通しての西南戦争の体験、桐野に対する感想。
    全然私は体験してないのだが、翔が如くを読んだあとなので、鮮やかによみがえってくる感覚であった。
    しかし、聞くと、司馬遼太郎より全然前の大御所なのだという、この作者。
    特に西郷についてはこの人の書く西郷が大分影響をうけているのだとも。
    そんな薩摩隼人のエッセイ。

  • 自分の好きな分野外の新書を読んでぐったりしたときに読みます(笑)
    いろんな本を読んで…くすりと笑えるような逸話、胸の底が痛むような逸話、様々ですけれど、それらがスクラップブックのように持ち主の愛情をこめて集められています。押し花帳のように可憐に過ぎるものでも、朝刊の切り抜きのようにまじめくさったものでもなく、ただ、そこにあったものたちへのまなざしを感じました。
    ひとり遊びなノスタルジーや声高なだけの主張よりも、私はこの本の佇まいのほうがずっと好きです。

  • 海音寺潮五郎の雑談を集めたような本。

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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