天と地と 中 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2004年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167135447

みんなの感想まとめ

戦国時代の武将、上杉謙信の知られざる人生を描く本書は、彼の成長と戦略を中心に展開されます。越後を統一し、関東管領として武田信玄と対峙するまでの過程が描かれ、特に兄弟間の争いや家督相続が重要なテーマとな...

感想・レビュー・書評

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  •  戦国時代を代表する武将の一人で、織田信長や武田信玄等と比べても知名度では劣らないが、川中島の一騎打ち以外に割とその人生が知られていない上杉謙信をテーマにしており、興味を持てる小説である。中巻である本書は、上杉謙信が越後を統一して関東管領になり、初めて武田信玄と対峙するまでが描かれている。兄弟で争っての家督相続から関東管領になるまでの半生は、上杉謙信の人生において重要な位置づけにあると思われる。しかし本書では歴史的事実は流す程度で、人間ドラマに重点を置いた物語として描かれているように思え、歴史的事実に即したドキュメンタリー的な視点を望む自分としては物足りなさを感じた。

  • 上杉謙信は戦の天才とよく言われていますが、単に運がよかったとか、勘とかひらめきで戦ったのでなく、徹底した現場主義と戦場での人心掌握、そして独特の信心深さからくる思い込み、さらに女を断つなどの無念無想がその理由だったんじゃないかと想像させられました。上杉謙信、憧れます。

  • 下巻にまとめ。

  • 中巻から面白くなる。
    服部玄鬼&加当久作コンビの最期や、源三郎の逢瀬、悪女・藤紫の逃避行といったサイドストーリーが魅力的。晴景も人間臭くて良い。

    本筋の景虎もようやく越後を統一する。内面の描写が出てきて、感情移入もしやすくなった。

  • 越後制覇、鬼小島弥太郎夫妻大活躍。兄の晴景の追放など。後半は旅と仏教関係が多く少しわかりにくかった部分も。

  • 感想は「下」で書く予定

  • レビューは上巻に

  • 上巻ですでに面白かったですが、どんどんどんどん面白くなる!
    景虎らしさを象徴するような、信心深さや貞操の潔癖さ、戦いへの情熱と欲のなさ、義を大切にする姿勢…。これらがエピソードを通じて手にとるように見えて来る、若き景虎の記録。

    景虎のキャラクターに惹かれるのはもちろんのこと、弥太郎と松江とか、玄鬼とか、晴景と藤紫、源三郎とか、一人一人のキャラクターが個性的で読んでいてずっとワクワクしていられます。下巻で最後かぁ、寂しいけど楽しみです。


  • ヤバい!めちゃくちゃ面白い!
    僕が認識してる『上杉謙信』とはキャラが全然違う。
    (まぁ、まだ『長尾景虎』だからなのかも知れないけど、、、。)
    とにかく、思わずニヤリとしてしまうような場面もあって、お堅い歴史小説じゃないのがいい♪

  • 景虎の兄、晴景の愚ばかりが目に止まる。
    真面目に健やかに成長する景虎。
    晴景に代わり、守護代に。
    そして、越後統一を果たし、名実共に国主となる。
    怠惰に耽けることなく、真面目に事を果たせば、夢は実現する。

  • 2017.8.10
    景虎が成長していく様子。
    完璧過ぎて、つまらぬこともなくはないが。
    全てが道理に適っている。

  • ついに守護職に。武田との対立や、信仰への傾倒も見えてきた。しかしまだまだ若い。下巻はいよいよ川中島だと思うので、楽しみに読みたい。

  • 2016/07/02完讀

    【8.5/10】

    這部寫景虎終於和兄長正面衝突,晴景起兵(導火線居然是因為源三郎事件)戰敗之後,再上杉定實的勸告下將家督讓給景虎,越後終於統一,將姐姐お綾許配給政景,越後已經完全在他的掌握之中。不過他仍常常感到憂鬱及空虛,也在對人世情愛的潔癖厭惡下維持單身。關東管領上杉憲政說出要讓家督給他,北信豪族也逃到他麾下,他開始意識到可能要和北條家和武田家正面交鋒了。卷末他上京拜見義輝和後奈良天皇,參觀堺,並且到高野山參拜,彈奏琵琶秘曲時徹悟。

    一邊讀一邊感嘆,夫歷史小說者應亦若是。能夠寫得娛樂性這麼強,人物塑形這麼出色,對歷史的交待也很清楚的作品,而且文學性又相當秀逸,實在太傑出了,個人感覺司馬其實更是遼海音寺而不只是史遷。另外對於景虎這個常常沒由來襲來的憂鬱,深深覺得其所謂被人所稱傑出武將的料,其實或許更適合出家之類的?另外卷末看到高野山和尚每年固定到各地去發護符或許布施,這裡提到日本人對神明的信仰和對弘法大師的信仰是和宗派信仰是另一回事的,不禁覺得上次行旅高野山時那對於真言宗很會做生意的直覺並無錯誤。卷末景虎應該是在奧之院彈奏名器吧,相當可以想像那個畫面,景虎是一個相當精神性的人,究竟徹悟了些什麼,令人期待。

  • 16/6/26読了

  • 暗愚な長兄晴景さんを隠居させることで長尾家当主となった景虎さん。
    しかし、なんとなく淡白な筆のノリで「ふ~ん…」って思っているうちに中巻も読み終わってしまいました。

    長兄の女性狂いを若い頃から見ちゃってたから、どうにも女性を嫌悪してしまって正妻を持たず…って設定は、ちょっと厳しいように思われるな~。

    景虎さんが健やかで美男って設定だから、なおさらもっと強烈な何かがあったとか、毘沙門天への信仰にのめり込む運命的な出来事があって妻帯せずとか、景虎さんにもっと共感できる何かが欲しかったかも…。

    好きな女性が亡くなって、その人に操を捧げるって設定になるのかもしれないけれど(下巻はまだ読んでない)それにしてもハタチ過ぎで正妻なしはめずらしいでしょ?

    当然史実からはうかがい知れないものだと思うけれども、当時の武将で生涯独身ってめずらしいうえにお家の安泰を考えたら常識外れ的な流れなわけだから、その辺は創作で良いので海音寺説をがっつり読ませて欲しかったです。

  • 大河ドラマの原作

  • 謙信ファン必読の一冊です。

  • おーっ、飛加当!あれ?これで終わり? 松江や藤紫が出てくると色が変わるので、退屈した頃に登場してくれると嬉しい。 景虎、女の事で悩み過ぎやと思う。当時の恋愛と今の恋愛は違うので比べたらアカンのを踏まえた上で今の視点で景虎を見ると、誰からも言い寄られた事の無いモテない男が女に対して張った防御(虚勢?)に思えて仕方ない。 堺が発展した理由や石山本願寺が強固な理由も分かったので良かった。

  • 長じて旗揚げした景虎が雄飛する。

    ストーリーに勢いが付いてきて、
    俄然面白くなってきた。

    この時点で十分英雄としての風格を漂わせているが、
    心の中に迷いや虚しさを抱えている。
    下巻では大悟した彼の姿が見られることだろう。

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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