悪人列伝 近世篇 (文春文庫)

  • 文藝春秋
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感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167135508

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  • 室町時代から江戸時代にかけての悪人と称する人物の評伝。
    日野富子の話題は、時代背景が主で、本人についての記述はあっさり目に感じた。
    松平忠直の話はちょっとやばかった。気が狂っていたのではないか。
    徳川綱吉も対外な感じ。犬公方はやはり世の中には悪であったか。

  • 鎌倉などを舞台とした作品です。

  • 一気に読み終わりました。
    取り上げられているのは日野富子・松永久秀・陶晴賢・宇喜多直家・松平忠直・徳川綱吉の6人。
    海音寺先生は宇喜多直家はあまり好きじゃないみたいですね。
    けちょんけちょんに言われてて笑ってしまった。⇒最も陰湿で、最も陰険な悪人、小悪党である。

  • 日野富子・松永久秀・陶晴賢・宇喜多直家・松平忠直・徳川綱吉

    歴史小説家の大家、海音寺潮五郎選別による6名の悪人たちの列伝。事実を並べつつも、小説家としての著者の主観が盛り込まれ、退屈しない。が、取り上げられてる人物がマイナーなので、読む前から退屈する人も多いだろうけど。

    この中のメジャーは5代徳川将軍の綱吉だろうか。生類哀れみの令は悪政として有名だが、当の本人も政治家として、人間としてかなりの欠点があったとのこと。

    こうした病気ともいえる狂気を持っていた人物が歴史上に残っている。能力より血筋を重視する時代にこのような悲劇はつきもの。本人にとっても、時代にとっても不幸なことだ。

    個人的には菊池寛の短編小説「忠直卿行状記」の主人公、松平忠直に興味があったが、とんでもない狂人。小説のような不運な君主ではなかったようだ。

  • この巻に登場するのは、日野富子、松永久秀、陶晴賢、宇喜多直家、松平忠直、徳川綱吉の六人。いずれ劣らぬ“悪人”たちだが、晴賢、久秀のように悪逆無道の限りを尽くした武将もいれば、綱吉のように賢く気性もすぐれていながら、五代将軍となったが故に、後世の誹りを受けることになった人もいるのである。天下納得の六悪人参上。


    2009.4.29読了!

  • 昭和36年〜37年にかけてオール讀物に連載された日本史上の悪人24人の史伝。その中で近世篇として発刊されたこの本は、日野富子・松永久秀・陶晴賢・宇喜多直家・松平忠直・徳川綱吉が収録されています。それぞれに悪人ならではのドラマがあります。

    2007.12.28読了

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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