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Amazon.co.jp ・本 (640ページ) / ISBN・EAN: 9784167136048
みんなの感想まとめ
多様な人間関係や社会の真理を鋭く描いたこの作品は、1980年代のマンハッタンを舞台に、スピード感あふれる文章で高級娯楽小説の魅力を存分に引き出しています。特に、登場人物たちが織りなす言葉の数々は、時に...
感想・レビュー・書評
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「すべての男は消耗品である2」の村上龍がすすめていた本で、「二十世紀末をいろどる高級娯楽小説」。
すでに絶版のため図書館で借りて読んだが、予想外の秀作で読後すぐに中古品を手配した。
同名、同作家の脚本の映画の出来とは大きく差のある良い作品である。
語録(ことば)がいい。
たぶん翻訳がいいのだろう。
ネット上でみつけた翻訳家の故・山岡洋一さんの批評を引用しよう。
「芝山幹郎はインテリやくざなのだそうだ。『カクテル』を読みなおすと痛感する。インテリだから、しっかりと 原文を読み込んで破綻なく翻訳する。やくざだから、権威を歯牙にもかけない。酔っぱらっている場面、らりっている場面、悪態をつく場面、殴り合いの 場面、セックスの場面になると、筆が一段と冴える。言い換えれば、文庫本で600ページの『カクテル』全編で、芝山の筆は冴えわたる。『カクテル』はそう いう小説なのだ。」
活字にして良いのか?と思う単語が飛び交う。だから絶版になったのかな?そんな小説を女が「良い」というのも気が引けるが、良いものは良い。
『善人はなぜみんなに相手にされないかがわかった。人を閉口させるからだ』
『男は尊敬されたくて嘘をつき、女は同情されたくて嘘をつく』
ときどき痛いが真理をつく粋な言葉がふんだんに使われている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1984年出版.トム・クルーズの映画の原作(映画は未視聴).
ちょっと結末はアメリカ的ハッピーエンディングにすぎるような気がするが,1980年代のマンハッタンの喧騒をスピード感あふれる文章で綴ったなかなかいい小説だと思う.発表当時,村上龍が褒めたそうだが,彼のコインロッカー・ベイビーズに感じられるエネルギーとにたものを感じる. -
まさに「二十世紀末を彩る高級娯楽小説」。ブライアンがアドリブで"ゾンビ"というカクテルをつくったときの「もちあげるなよ、色がにじむから。ひと息に飲むなよ、幻が消えるから」という台詞が印象的だった。
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・自分を犠牲者だと認めるのはうっとうしいことだ。人をペテンにかける楽しみを味わえなくなる。
・訓練至上主義。訓練があらゆることを解決してくれる。
この2つのセリフ、もう読んでから十数年たつが、忘れられない。
映画化されて、よくありがちな面白くもなんともない話になっていた。 -
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