ウォッチャーズ 上 (文春文庫 ク-5-5)

  • 文藝春秋 (1993年1月1日発売)
4.06
  • (104)
  • (86)
  • (74)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 713
感想 : 79
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167136130

みんなの感想まとめ

人間の言葉を理解する犬と、彼を取り巻くさまざまなキャラクターとの関係が描かれています。主人公は、愛犬との絆を通じて人生を見つめ直し、彼の運命が大きく変わる様子が描かれます。一方で、科学の産物として生ま...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人間の言葉がわかる犬
    大切な人を次々と失った男
    世界から隔離されていた女
    殺した人から生命エネルギーを吸い取る(能力?ただの思い込み?)殺し屋
    動物や人を襲い、目をくり抜く怪物
    怪物を追う捜査官と友人の警察官

    古臭さあるんですけど、B級映画風の感じが心地よいです。(映画化されてるんですね…まさにB級映画っぽい)

    感想は下巻で。

  • これはすっごい名作! まさに感動もの。いい話だ……。
    ただ、今までいくつか評を読んだんだけど、みんな「主人公たちのラブロマンス」だとか、「名犬アインシュタインの健気さ」をメインにしちゃってるのがちょっと気に食わない。そりゃたしかに主人公たちは好感持てるし、アインシュタインも健気で可愛い。それは認める。でも私が思うに、この作品で一番取り上げるべきなのは、「アウトサイダーの悲哀」。これしかないでしょ。異形の者の異形なゆえの悲しみがここまで描かれた作品って、数少ないと思う。本当に、アウトサイダー可哀想過ぎ。そして人間は身勝手。
    実際今までの評だと、「ラストでは愛犬家必涙」(愛犬家じゃなくてもだと思うけど……)ってしてある。たしかに最後の、アインシュタイン絡みの箇所は泣ける。けどそれ以上に、アウトサイダーの境遇とその最期にすごく泣けたし、ここで一番泣くべきじゃないかと。
    何はともあれ、これを「ホラー」ってジャンルだけにくくっちゃうのはあまりに惜しい。ジャンルなど限らずに、一読の価値はめちゃめちゃにある。
    ところでこれ、何年か前にテレビで映画やってたの見た気がするけど……気のせいかな? だってまるっきり違う話だった気が。題名はたしか「ウォッチャーズ 第三生命体」って……やっぱり違うか(笑)。

  • やられた。クーンツがこんな作品を書くなんて。
    はっきり云って昨日までは世評に云われているような言葉を理解できる犬と人との交流がさほど感動的ではなく、寧ろベストセラー作家クーンツの感動させようというテクニックが透けて見え、あざとさを感じ、せいぜい4ツ星どまりだと思っていた。この評価は最後のシーンでちょこっと加点されたが、今回の「やられた」感のキモはここではない。
    私は<アウトサイダー>にやられたのだ。
    まさか最後の最後で<アウトサイダー>にああいう事をさせるとは思わなかった。
    何とも哀しい末路である。
    (下巻の感想に続く)

  • ある日人生に絶望した男が一匹の犬に出会う。まるでこちらが言ったことをわかっているかのような振る舞いをし、普通の犬にはできないような芸当をやってのける。
    実はこの犬、研究所から逃げ出した、遺伝子技術を用いた人間並の知能を持つ犬だったのだ。犬に導かれ男の運命は大きく変わっていく。一方で同じ研修所から逃げ出したもう一つの生物が犬を狙って追いかけてくる。犬とは対照的な存在。科学が作り出した陰と陽。憎悪と殺意を膨らませるそいつから逃げる事はできるのか…?

    犬とこんなコミュニケーション取れたら良いなぁって妄想をふんだんに詰めこみつつ、ハラハラさせる展開ももってきつつで面白かった。と同時に平気でこういう実験を繰り返す人間の所業に嫌気も感じたかな…。

  • アインシュタイン!!

    そしてアウトサイダース。。。
    洞窟でキャンディの包み紙とかを集めてたのに泣いた。

    というか最後はわんわんと大泣きしながら読んだ!
    大好きな本!

  • 10年以上前に読んだ本、最近になってスゴ本で紹介されていたのを見て、図書館で借りて再読。やっぱり抜群に面白い。
    特に、アインシュタインとともに、トラヴィスとノーラが、絆を深めていく過程が心地よい。

  • 数あるクーンツ作品の中で、一番好きかも。読み終わって、すぐに読み返した一冊。

  • アインシュタイン賢く、かわいいー!!
    トラヴィスを助けたり、意思を伝えたり、この2人の関係も素敵だし、ノーラを助けるところもかっこいい!
    下巻も楽しみ!

  • ワンコ好き必読!主人公・トラヴィスと、ゴールデン・レトリバーのアインシュタイン、女性のノーラ。二人と一匹が支え合いながらたくましく成長していく姿にグッときます。でもそれだけじゃない。恐ろしいけど切ないアイツがやってくる。展開が面白い!

  • SFです。

    アインシュタイン、アウトサイダーはどうなる。トラヴィスは?

  • 今度、街でレトリバーと目が合ったら話しかけてみようかな、なんて。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    森で拾ったその犬には、なにか知性のようなものが、意志に似たものが感じられた。孤独な中年男のトラヴィスは犬に〈アインシュタイン〉と名を与え、半信半疑の対話を試みる。徐々にわかってくる信じがたい事実。それにしても、犬は何を警戒しているのだろう。繁みの陰に、暗闇の奥に、なにか恐るべき“もの”がひそんでいるのか。

    クーンツの作品はあまり難しい事考えて読むと目が覚めて駄作認定しがちですが、毎回ハッピーエンドで終わる事を受け入れて、水戸黄門でも見ているつもりで読むとあら不思議みんな名作に。この作品はアインシュタインの可愛らしさにやられる為に読む本です。犬好きならば絶対胸キュンです。ロボットインザガーデンでロボット君にキュンキュンした人ならその3倍は胸キュンのはずです。

  • 動物と話したい。
    ペットを飼った人ならば、一度は考えること(私は、飼ったことがないけれど)。

    飼っていた犬に能力が備わったわけではなく、あらかじめ備わった犬に出会ったのだから少し特殊なシチュエーション。
    でも、おかげで男女が結ばれる。
    それだけだったら、つまらない。

    人の欲望が、邪な気持ちが幸せを妬む。
    横取りしたくなる。
    おかげで、話は壮大に。

    すっかり、引き込まれた私。
    そして、後編へ続く。

  • 頭のいい犬のおかげで助かった男女が犬を守るため逃げる。敵のアウトサイダーの悲しみと殺し屋の特異な思考が印象的。

  • ディーン・R. クーンツの小説の中で一番好きなストーリー。読み返すのは2度目、いや3度目かな。下巻も読了。
    しかしこの本、表紙のイメージ画像が登録されてないorz....

  • 自分が読んできた本の中で、最も再読数が多い作品。

  • 遺伝子操作された軍事用生物たちの物語。

    気になったのは、アメリカにも「犬猿の仲」ということわざがあるのだろうか?

  • 犬が人間の言葉を理解するよ。

  • 十年振りの再読。最初から最後まで面白かった、と漠然と覚えていた感覚を頼りにページをめくったが、その記憶になんら脚色がなかったことを確かめることができた。
    一頭のゴールデンレトリーバーと謎の生き物『アウトサイダー』を巡り、裏の世界を知る男達、トラヴィス、ヴィンス、レミュエル達の策略、目的が錯綜していく様は圧巻。

  • 犬マユ石塚先生お勧め本。
    翻訳物は久々だったけど、翻訳が上手いせいかすんなり読めました。
    敵が迫って来る、追い詰められる感が怖い……!馬小屋がいちばんドキドキした。

    ノーラが恐る恐る社会復帰してく辺りが感情移入できてよかった。本当にたくましくなったねえ。
    アインシュタインもかわいいし、幸せになってほしいけど、アウトサイダーの救いの無さを考えると、ちょっともやっとする。
    政府側の主人公である捜査官にもっと絡んで欲しかった。残念。
    いかにも映画になりそうな話だけど、なってないのかな。

全70件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

松本剛史(まつもと・つよし)
1959年、和歌山県生まれ。翻訳家。東京大学文学部社会学科卒。チャイナ・ミエヴィル『オクトーバー』(筑摩書房)、ハンナ・ティンティ『父を撃った12の銃弾』(文藝春秋)など訳書多数。

「2022年 『パンデミック監視社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松本剛史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×