ハートブレイク・カフェ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2000年1月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784167136239

みんなの感想まとめ

人々の悲喜こもごもが描かれる小さなカフェを舞台にした物語は、心温まるヒューマンストーリーです。登場人物たちはそれぞれの痛みを抱えながらも、カフェという空間で自然に交流し、少しずつ心の変化を遂げていきま...

感想・レビュー・書評

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  • 小さな郊外(たぶん)の街の、小さなカフェにつどう人々の悲喜こもごも。
    じんわりと、良い話だったなぁ〜と思いました。
    読んだ後の気分が良いです。

    作中での出来事は、毎日繰り返す日々だったり突然の大ニュースだったり、山あり谷あり。
    それでも、積極的に力を合わせるでもなく、どやどやとカフェ〈ホンク&ホラー近日開店〉に集まるのがよい空間でした。

    オーナーのケイニーとモリー・Oで切盛りしていたカフェに、ある時からカーホップのヴィーナと従業員のブーイが加わる。
    ブーイ、序盤は謎のヴェトナム人だったけれど、彼の優しい人柄と丁寧に機械でも教会でも直してしまうスキル、そして更にはヴェトナム料理までお店の特別メニューに…とかなり愛される人物になっててほんと良い人でした。動物にも好かれる。
    彼ら自身も、カフェにやってくる近所の人たちも皆さん何かの痛みををどこかに抱えている。
    その痛みを打ち明けたり打ち明けなかったり、でも労ったりそっとしておいたり…わいわいするところと、そっとしておくところが弁えられていたところも好きでした。

    全てが大団円!とはいっていないけれどきっと大丈夫、という良い心持ちです。

  • アメリカの田舎町で肩を寄せあうように生きる人々を描くビリー・レッツ。人に勧められて読んだ二冊目。最初から何かが欠けた登場人物たちがひとり、またひとりと現れて、物語の舞台となるオクラホマのカフェに集う。ヒッチハイカー、三本足の犬、傷痍軍人、トレーラーハウスに住む年老いた女性、持病を抱える老人、密入国者などなど。
    彼らにかすかな幸せが訪れるたび、次のページでそれが奪われるのではないかと読み手を不安にさせる。でもそうやって最後まで読んでいくと、彼らの人生は不幸のどん底なんかじゃなくて、雨に降られた時のようにたまに訪れる不幸をやり過ごしながら晴れ間には空を見上げて生きていくんだなと静かに思えるようになる。いい物語だった。

  • 読後感良いヒューマン系の小説。
    人それぞれ辛いことや悲しいことを抱えて生きてるのよね。めちゃくちゃな大事件が起きるわけでもなく、話が進むにつれて少しずつ登場人物の気持ちが変化していく感じが無理なく自然な感じで良かった。

  • 2000年に第1刷で購入して本棚の中で眠っていた文庫本。2019年12月に読み終わった。1998年に出版されたこの本の著者は2014年に既に亡くなり、ここで描かれたような心温かい人とのつながりは失われてしまっているように思える。この話の中では「もうだれにもわが家って言える場所なんてないのよ」と言ったヒロインが幸せに今も暮らしていることを祈りたくなる。20年で世界はすっかり変わってしまったけど、こんな美しい結びつきが生まれることもあるんだと信じたくなる1冊だった。

  • ハイウェイをドライブしてると、時々ぽつんと佇むレストランなどが見えますが、そういう景色が目に浮かび、のんびりした空気感も伝わってくる、そんな一冊でした。面白かった。

  • 2009年11月29日読了。

  • 人々のつながりを感じることのできる1冊
    久々に感動した本です

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