- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167137083
感想・レビュー・書評
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ちょっとそこいらの喫茶店で戦争の話でもすっか。
みたいな軽いノリだけど、リアル感のある本。
でも、無駄話かなり多いよ!
この本を読んだ今現在、死刑やら裁判やら、
色んなコトが問題になってるんだけど、
戦争も同じだよな。て思った。
だから、アタシ達は過去を知ればいい。
年号とか誰がなにしたとかより、
戦争を体験した人の話。
何も知らない人があーだこーだゆーより、
説得力あったかなー。
と思いました。
一気には読めんけど、ちょくちょく喫茶店に無駄話でもしに行く感覚で読めばいいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の文体・スタイルが貫かれているので、何処まで取材に基づく証言なのか判断に悩むのだけれど特攻隊についてGONZOスタイルで迫った一冊。
<blockquote>「この本を書き上げる上で目標としたい部分の一つはこういった忘却された20世紀の歴史をオレ達の生きる21世紀のイメージで再検証することでもあるんだ。」</blockquote>
悪戯に持ち上げて語るのではなく、今を生きる読者と地続きの人間が狂気の沙汰である特攻を命じられたのだというのが著者独特の文体で伝わってくる。 -
このおっさんの倫理意識がすげえ高いと思った。はしゃぐところと真摯なところの区別がしっかりしてるから。
面白かった。 -
SPEEDあたりのインパクトが強いんで、この人が特攻隊の話とか、元特攻隊の老人にインタビューとか大丈夫なのか!??って思いながら読んだけど、案外大丈夫だった。むしろ、面白かった。いやしかし、案の定大変なことになったりもしてるみたいだけど。
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神風特攻隊への取材をもとに石丸元章が書き上げた一冊です。
GONZO(ならず者)ライターの石丸元章が
重い題材をどう扱うのかがすごく興味深く手にとりました。
YYYYYYYYYYEEEEEEEEEEEEEESS!!!!!!!!!!! -
薬をきめながらぶっ飛んだ語り口で書いてきたこれまでの作品を見て、
この文体で特攻隊について書いて大丈夫か?と疑心暗鬼だったが。
意外と良かったんだこれが。
その意外性から星4つ。 -
石丸元章さんの本で一番好きかも。
本気があって良いと思った。
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題名の如く「神風特攻隊」についての作品です。石丸氏の文章はちょっと異質なので嫌悪感を持たれる方もいらっしゃると思いますが、普通とは異なる切り口で上手く書かれていると思います。
若い世代の方だったらこういった作品から戦争について学んでいって欲しいと思います。 -
なんかね、ぶらざーこん?この方。っちうお話しの仕方をなさるヒップでポップな男性が、元特攻兵を追うですよ。
文章はバカそうなのだけれども、とても賢くて、愛のある方ですな。
でも、今の若者口調で当時の兵隊さんの心を吐露する想像シーンは困ったちゃん。無理。