本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167138110
感想・レビュー・書評
-
日本の8つの都市を取り上げ、その町について丸谷才一さんと山崎正和さんが対談するという形式の本。
二人の会話は教養に富んでいて、面白いエピソードが次から次に出てくる。いったいどれだけの知識を詰め込んでいるのだろう、この人たちは……と思うものの、ややそれについていけない感じもした。
川本三郎さんの解説が素晴らしく、この解説を読んではじめて、ああ、なるほど確かに、と思うことがたくさんあった。
一番納得したのは、二人が話しているのは結局のところ、彼らの”美しい町”=ユートピアのことだ、というところ。それは夢であり、夢を語ることを彼らは楽しみ、遊んでいるのだということ……
確かに、それは楽しいはずだよなぁ、と思った。そして、私がこの本を読んでどこか、置いてけぼりをくらっているような気持ちになったのもそのせいかな、とも思った。 -
山崎正和と丸谷才一の対談だと、他にもっといいものはあると思う。……とはいえ、こういう話題に絞っても個性的な、しかし鋭く、そして面白い話をできるのはあっぱれという他ない。
全2件中 1 - 2件を表示
うんうん、丸谷さんのお話は時に彼の膨大な教養が邪魔して(大汗)読み進めるのが辛い時...
うんうん、丸谷さんのお話は時に彼の膨大な教養が邪魔して(大汗)読み進めるのが辛い時がありますよね。お仲間がいて嬉しいです。
解説と共に読んでみたいと思います。楽しみです。(#^.^#)
教養が深い人にはものすごく憧れもあるのですが、どこか気おくれしちゃう時もありますよね(^^;)。
川本さんの解説は、本当に名解...
教養が深い人にはものすごく憧れもあるのですが、どこか気おくれしちゃう時もありますよね(^^;)。
川本さんの解説は、本当に名解説だと思います!