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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167138134
みんなの感想まとめ
多様なテーマが織り交ぜられたエッセイ集は、知識を深める楽しさとともに、独特のレトリックで読者を引き込む魅力を持っています。特に、言語や文化に関する考察や、歴史的な出来事に基づくエッセイは、ただの情報提...
感想・レビュー・書評
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1995年刊。初出は「オール讀物」92~94年連載、24篇。以下はマイベスト3。
「ラの研究」。ゴジラ、モスラ、ガメラ、ミニラ、ガバラ、キングギドラ、ジグラ、ゴモラ、ガボラ、ヒドラ、ガゼラ……ぼくら、われら、あんたら、あいつら、をとめら、手前ら、あほんだら……日本語における「ら」のもつイメージについて。folk etymologyの話も出てきて、チョイ深。
「首相の決闘」。ロンドンやパリの決闘の名所と時間とそのルールの紹介に始まって、脱線や寄り道しながら、1829年イギリスの現役首相ウェリントンvs.ウィンチルシー伯爵の決闘にたどり着く。
「贅沢の研究」。メインは、スコットランドの西の島アイラで醸造されるスコッチ・ウィスキーの話。けれど、新潟の喫茶店の話や、新潟と佐渡の間をボートで漂流してしまった男女の話も出てくる。これが、脈絡があるようでないようで、でもおもしろく読まされてしまうから不思議。
文庫版の「解説」は鹿島茂。丸谷のエッセイの魅力、そのレトリックを俎上にあげている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
谷川俊太郎さんの『ベートーベン』という詩を扱ったエッセイがたいへん気に入った。丸谷さんはこの詩から芸術活動におけるライターとプレイヤーの関係に話を展開させていくのだけれど、その自然な話の運び方には感心すること頻りであった。この辺の事情については解説で仏文学者の鹿島茂さんが指摘していて、丸谷さんのエッセイはその内容もさることながら、話の運び方が実に見事である、と読者に丸谷氏が用いているレトリックにも注目するよう促している。
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前にも書いたやうに思ひますが、時折無性に丸谷氏の文章を讀みたくなる事があります。
しかし小説家としては寡作ですからね。仕方なくエッセイです。もつとも文筆かとしての丸谷氏の本職はこちらの方なのですが。(本当の本職はフランス文学者)
あひかはらず旨いですね。肩に力が入る事無く淡々と。獨特の歴史的假名遣ひです。
時折といふか、しよつちゆう脱線するのも藝の内。時に嘘つぽい説も有りますが、そこは知的遊戲と割り切りませう。
ただ、昔讀んでた頃より冗長になり、少しだれてしまふやうな氣がします。もつとも、こちらが年を取つたせゐかも知れませんけどね。
ちなみにこの文章”NOX
INSOMNIAE(
http://yasuda.homeip.net/misima/misima.html)”で訳させてもらいました
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ちょっとペダンチックにすぎる。
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丸谷才一のエッセイはふむふむと勉強になることたくさんで楽しいね。
後醍醐天皇の「醍醐」は乳製品を指す意だったのか!?
解説も秀逸だった。 -
文春文庫 ま-2-13
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