人形のBWH (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2012年5月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167138257

みんなの感想まとめ

多彩なテーマを扱ったエッセイ集で、著者の独特な視点が光ります。特に「犬と人間」では、犬の名前にまつわるクイズから始まり、漫画「ピーナッツ」のスヌーピーの話へと展開し、最終的には人類と犬の進化に関する考...

感想・レビュー・書評

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  • 2009年刊、初出は「オール読物」連載。丸谷ならではのウンチクエッセイ、17篇。なお、毎度のことながら、書名『人形のBWH』は釣り(ルアー)。収録エッセイとは関係がない。
    17篇中のマイベストは「犬と人間」。上野の西郷どんの銅像、あそこにいる犬の名前は?というクイズに始まり(正解はカヤ)、古今東西の犬の名前談義。そのあと、漫画「ピーナッツ」に出てくるスヌーピーの話、なぜ自分の犬にスヌーピーと名づける人がいないのか、さらに余談で小鳥のウッドストックはスヌーピーの秘書という話もしている(トリビアじゃん)。……と、ここまでが助走。ここから、人類と犬の進化の話題へと一気に高みに駆け上がる。言語の点から両者の共進化を考察し、ハンガリー(現在の犬研究のメッカ)の犬の認知研究も紹介している。驚くのは、書かれたのが2008年、かなり時代を先取りしている。
    なお、次点のエッセイは「木久蔵改メ木久扇」。登場するのは落語家のあの人。

  • 相変わらずの楽しい裏話、どうしてこんなによく知っているのか?記憶できるのか?「本の中からの紹介ですよ」といっても、普通の人はこんなに細かいことを紹介できない。新聞やテレビでは知ることのできないに有名人の裏話は楽しいし、結構風変わりである。むしろこれが実際の人生なのかと、変に納得させられる。

  • まさに名手。面白くて面白くて、ためにならない。これが読書ってもんだ

  • 相変わらず絶品

  • 丸谷才一追悼第1弾

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著者プロフィール

大正14年8月27日、山形県生まれ。昭和25年東京大学文学部英文学科卒。作家。日本芸術院会員。大学卒業後、昭和40年まで國學院大學に勤務。小説・評論・随筆・翻訳・対談と幅広く活躍。43年芥川賞を、47年谷崎賞を、49年谷崎賞・読売文学賞を、60年野間文芸賞を、63年川端賞を、平成3年インデペンデント外国文学賞を受賞するなど受賞多数。平成23年、文化勲章受章。著書に『笹まくら』(昭41 河出書房)『丸谷才一批評集』全6巻(平7〜8 文藝春秋)『耀く日の宮』(平15 講談社)『持ち重りする薔薇の花』(平24 新潮社)など。

「2012年 『久保田淳座談集 暁の明星 歌の流れ、歌のひろがり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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