世界悪女物語 文春文庫 (文春文庫 し 21-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 352
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167140052

感想・レビュー・書評

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  • この手の本の中では、これが良いです。

  • 俺が持ってるのは河出文庫刊のものなのですが画像があるんで文春文庫刊のものを(この表紙のほうがエグくていいですね)。澁澤氏が世界史(主に西洋)に名を残す悪女12人の生涯を軽快な筆致で記したエッセイ集。クレオパトラ、エリザベス女王、マリー・アントワネット、ルクレチア・ボルジア、暴君ネロの母・アグリッピナなど殆どが西洋の悪女であるが、並み居る西の魔婦を退け、唯一の東洋人として登場する古代中国・唐の則天武后の逸話が一番の戦慄でした。中国、恐るべし。
    しかし澁澤 龍彦の文章は楽しい。

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著者プロフィール

1928年、東京に生まれる。東京大学フランス文学科を卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介。また「石の夢」「A・キルヒャーと遊戯機械の発明」「姉の力」などのエッセイで、キルヒャーの不可思議な世界にいち早く注目。その数多くの著作は『澁澤龍彦集成』『澁澤龍彦コレクション』(河出文庫)を中心にまとめられている。1987年没。

「2023年 『キルヒャーの世界図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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