おれの足音 上 大石内蔵助 (文春文庫 い-4-7)

  • 文藝春秋 (1977年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167142070

みんなの感想まとめ

人間性に焦点を当てた大石内蔵助の物語が描かれており、忠臣蔵の事件性よりも内蔵助の成長や人間関係が丁寧に描写されています。物語は彼の青年期から始まり、討ち入りに向けた準備や仲間の心情に迫ることで、忠臣蔵...

感想・レビュー・書評

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  • 010740652 F/イケナ/1

  • 全2巻。
    大石内蔵助から見た忠臣蔵。

    忠臣蔵というより大石内蔵助物語。
    なので、忠臣蔵には珍しく、
    内蔵助の青年期より物語は始まる。

    忠臣蔵の事件性というより、
    内蔵助の人間性を描いた物語なので、
    討ち入りに向けての下準備とか、
    消えていった同士達の心の動きなど、
    忠臣蔵のテンプレートな描写は淡白。
    スタンダードな忠臣蔵を知ってる人前提の話かも。

    忠臣蔵は何作か読んだけど、
    内蔵助物語は読んだことないかも。
    そういえば。
    改めて内蔵助の魅力に気付く、
    すごくじんわりする物語だった。
    とても池波先生らしい。

    終わり方結構好き。

  • 名言 ー口に出しては人の心が逃げる。
    大石内蔵助の人生の前半部分を描いた作品。おっとりした人柄だがなぜか人に好かれる。とゆっくりしたタッチで物語は淡々と進んでいく。18の時に好きになった女中を追い掛けて藩を抜け出すところは本当か?でもなかなか興味深く読める。浅野内匠頭の素顔も正義感が強く全てにおいて倹約か及び細かい様は面白い。
    名言
    ー人というものは生まれた時から死に向かって歩み始めている。ただ幸いに人は日常の暮らしにおいて全てを忘れる術を心得ている。生きている事は楽しい事。楽しむべき事。
    初めて読んだ忠臣蔵。大石内蔵助の自伝的作品。この本の凄みは単なる仇討ちでは無いことを考えさせる作品であることか。最後の最後まで女遊びをして人生を楽しむ様はやはり平凡に憧れた主人公の強烈な生への裏返しに思える。終わり方難しい!

  • 12月国立劇場で見た「仮名手本忠臣蔵」に影響されて再読。
    池波正太郎の大石内蔵助像。

  • 95年15刷本

  • ぼんぼり提灯、雪、足音、竹林を走る、古い民家。「言葉にしちゃうと心から離れる」ぐっときた。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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