仇討群像 (文春文庫 い-4-20)

  • 文藝春秋 (1980年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167142209

みんなの感想まとめ

仇討ちをテーマにした短篇集で、9つの物語が織りなす人間関係の葛藤やトラブルが描かれています。特に「男と女」や「男と男」という複雑な関係性が、仇討ちの引き金となる様子が印象的です。主人公たちは、性欲や人...

感想・レビュー・書評

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  • 仇討ちをテーマとした9つの短篇集。仇討ちの原因は、「男と女」または「男と男」(男色)の問題が発端となっている。

    よく海外ドラマで、殺人の第1の原因は「男女のもつれ」などの台詞を聞くが、洋の東西を問わず、古今を問わず、性欲絡みで人はトラブルに陥る。

    ここで描かれている主人公も、こうしたトラブルから、それまでの人生が劇的に変わってしまう。

    今年は、不倫報道が絶えないが、他人事だと考えず、十分に気をつけないと、それまでの人生から大きく変わったものになってしまう。

  • 仇討に関する短編が9編。どれも面白い。さくさく読める。そして池波作品は男色物が多いですよね。これにも入ってます。敵討的に「敵」「深川猿子橋」がいい話で好き。そういう正攻法でなく「情炎」のように偶然に敵討が果たされたような話もあります。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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