鬼平犯科帳 (11) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (1982年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167142278

みんなの感想まとめ

物語の中で、登場人物たちの細やかな心遣いや人間関係が描かれ、作品全体に温かみが増しています。特に、忠吾のキャラクターは癒し系として親しまれ、その存在感が一層際立っています。また、食文化にまつわるエピソ...

感想・レビュー・書評

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  • この巻、全部おもしろかった!

    最初はうさぎが、どうなることかとハラハラし、自分を殺す依頼を受け、穴にはいって驚かせ、泣き味噌屋ではちょっと悲しくなり(最後は良かったー)、密告では母の優しさを垣間見て、毒では世の中どうにもできないこともあるよね、と思い、最後は清々しく終わりました!

    充実した1冊といった感じ。
    楽しかったです。

  • この巻に至り、鬼平他の細やかな心遣いのエピソードの量も増え、いささか「ふっくら」としてきた印象がある。

  • 男色一本饂飩…忠吾はやっぱり癒し系なんだな~と改めて思いました。直接感想とは関係ないのですが、この一本饂飩って今もあるみたいですね。以前TVの食べ物番組で紹介されてて、饂飩好き、池波作品好きの私としては一度でいいので食べてみたいです。
     私は母が池波作品が好きで、小さい頃から中村吉右衛門さんのドラマを観て育ってきたのですが、吉右衛門さんは4代目だったんですね。お父様がモデル兼初代鬼平とは知ってたのですが、故丹波哲郎さんも演じていたとは知りませんでした。池波先生の並々ならぬ作家としての矜持を感じた解説でした。

  • 男色一本饂飩ってタイトルから察せられる忠吾の受難。

  • ”泣き味噌屋”の段において、川村弥助の妻”さと”が凌辱されたあげく、絞殺されるのであるが、こういう話が僕は一番嫌いだ。臆病で弱虫の同心が、妻を殺されてその敵討ちをする、というストーリーには、当然、その妻殺しが先に描かれていなければお話が進まないわけで、お話的にはその殺され方が酷ければ酷いほど、ストーリーを盛り上げる事も分かっている。それでも、である。それでも、お話と分かっていても、救いようのない馬鹿な殺人者に、訳もなく理不尽に殺されるというのは、何か絶望的に救われない気がしてしまう。殺される本人にとっても、残された家族や友人にとっても。いかに、それが小説の中であったとしてもだ。

  • おもしろい。

  • 今回は悲劇的な話が少なくて,気が楽。解説にはTV版のキャスティングが載っている。

  • 同心木村忠吾、男色の盗賊に攫われる。

    正直、この話しを読んだ時、笑いました。
    しかし、狙われやすいというのか、そういう人が好きそう?
    という雰囲気をこのうさぎは持っているのかもしれません。
    あだ名がなんたって、うさぎの忠吾ですから(笑)

    しかし、殺伐としかねない。
    このリーズ中では愛すべき、癒し系キャラクターだと思うんですがねぇ〜。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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