雲ながれゆく (文春文庫 い-4-36)

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  • 文藝春秋 (1986年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167142360

みんなの感想まとめ

女性が主人公のこの長編小説は、人生の多忙さや悩み、希望を描き出しています。老舗の菓子屋「笹屋」に嫁いだお歌は、夫の死後、義理の弟夫婦に代わって店を支えながら、さまざまな困難に直面します。彼女の成長と恋...

感想・レビュー・書評

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  •  池波正太郎さんの作品は男を描いたものが多いですが、脇役で光り輝く女性も多いです。「雲ながれゆく」(1986.1)は、女性が主人公の長編小説です。読み応えがあり、楽しめました。老舗の菓子屋「笹屋」の4代目伊之助に嫁いだお歌29歳の夫病没後の多忙な人生、悩みと希望の入り交ざった人生です。希望は馬杉源吾という武人との出会いと逢瀬。源吾は、なんとも不思議な男です。そして、疾風のように現れて、疾風のように去ってゆく「月光仮面」のような男です!

  • 池波正太郎作品の一冊完結作品なんだけど
    なんとまた清々しい?というか
    タイトルが読み進めてる内容と全く一致しないので
    どーゆーことだ?と思いきや最後の最後に
    あー!そうゆうことね!!!と
    1人で思わず唸ってしまった。
    かなりスッキリした。
    亡き夫のあとにダメな義理の弟夫婦に代わって
    大店を支える主人公のお歌さんの粋の良さ。
    そんなお歌さん未亡人ですもの、そりゃ恋もするよなぁとか
    馬杉源吾のかっこよさとかも然り。
    あとは主に敵討ちの手助けとかもあるし
    お兄さん夫婦とかも幼馴染とかも
    なんかこの一冊、すごい満足度が高い。
    まぁ好きな男の子を身篭ったお歌は色々あるけど
    幸せだよな!と思った。

  • 馬杉先生がお歌に見せた笑顔に私も惚れてしまいました。
    お歌の口上切る姿がステキです。

  • 新装版が出たので、前の小さい字のこの本は売却しました。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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