新装版 鬼平犯科帳 (1) (文春文庫) (文春文庫 い 4-52)
- 文藝春秋 (2000年4月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167142537
感想・レビュー・書評
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多分、初池波正太郎。
読みやすく、それぞれの人物が立体的に浮かび上がって来る。
人の情けと欲、澄んだものと濁ったものが上手く織り込まれていて、人気が高いのも納得。
鬼平よりも、彼に捕まる側が主軸の話が多いのが意外だったが、話が広がって良かった。
以前出てきた人物が絡んで来るのも嬉しい。
ずっと前にちらっと見ただけのドラマも見たいなー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鬼平犯科帳 (1)
職場の方が貸してくださるというので、ついに“鬼平”に手を出してしまいました(笑)。
個性豊かな盗賊達VS“鬼平”こと、長谷川平蔵率いる火付盗賊改方。
連作短編で、話と話がリンクしていく展開なので、スイスイ読めます。
昔はワルだったという、鬼平さんの過去も興味深かったです。-
こんばんは。初めましてあやごぜさん。
村上マシュマロと申します。
遅くなりましたが、いいね!とフォローをしていただき、ありがとうございます。...こんばんは。初めましてあやごぜさん。
村上マシュマロと申します。
遅くなりましたが、いいね!とフォローをしていただき、ありがとうございます。
私は鬼平を最後まで読了しておりませんが、本当に鬼平を初めとする登場人物達は個性豊かで魅力的!だと思います。
読むのがとてもスローでなかなか感想をアップ出来ませんが、今後ともよろしくお願い致します。2023/09/08 -
村上マシュマロさん。初めまして(^^♪
こちらこそ、いいね!とフォロー。そしてコメントをありがとうございます!
「鬼平」面白いですよ...村上マシュマロさん。初めまして(^^♪
こちらこそ、いいね!とフォロー。そしてコメントをありがとうございます!
「鬼平」面白いですよね~。
キレキレの鬼平さんはじめ、味のあるの密偵達。
そして、“兎”こと忠吾さんみたいなお間抜けキャラ等々・・個性的な登場人物達が、魅力ですよね。
村上マシュマロさんがレビューを書かれた時点では11巻まで読了されていらっしゃるとのことで、あれから巻が進まれたかもしれませんが、まだ最終巻の24巻まで、じっくりとお楽しみできるのが羨ましいです。
因みに、私も村上春樹さんの“食べ物描写”が大好きです。
どうぞよろしくお願いいたします♪2023/09/09 -
こんばんは、あやごぜさん。
丁重な返信コメントといいね!をありがとうございます。
鬼平は、いまだに11巻止まりです(苦笑)。
あやごぜさ...こんばんは、あやごぜさん。
丁重な返信コメントといいね!をありがとうございます。
鬼平は、いまだに11巻止まりです(苦笑)。
あやごぜさんも村上春樹さんの“食べ物描写“がお好きなのですね。いつか村上春樹さんの“食べ物描写“談義が出来たら良いなぁと思います(おそらく何年も先になるかと思いますが‥苦笑)。
改めてどうぞ宜しくお願い申し上げます(^^)2023/09/09
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長谷川平蔵は斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官にして、盗賊たちから“鬼の平蔵”と怖れられている。
が、その素顔は義理も人情も心得た苦労人である。
さまざまな浮き世の出来事を描き出す、鬼平シリーズ第一巻。八話収録。
舞台が「剣客商売」では華の盛りの田沼意次から松平定信政権へ移った頃なのね-
ある話に出てきた人物がまた別の話に、な連作なので、ついつい次の話へと読み進んじゃいます。
平蔵の奥方はできたひとだわ-私はこちらのシリーズの方が好みかな-
こちらも少しづつ読み進めていきたいと。
おしの十蔵―火付盗賊改方長官の交代。拷問がエグイ。
本所・桜屋敷―平蔵の生い立ちと若かりし頃の剣術同門人・岸井左馬之助との再会。憧れの存在が…切ない
血頭の丹兵衛―〔急ぎ盗〕を繰り返す怪盗と粂八の密偵就任。尊敬していた者の変節…切ない
浅草・御厩河岸―昔の恩義と現在の暮らしの板挟み。長命の相という占いが当たってるといいな-
老盗の夢―女との将来のために隠居撤回しひと盗きを画策。あーあ…差し違えたのがまだ救いかな。
暗剣白梅香―平蔵を付け狙う刺客と敵討ちと返り討ち。まさかの邂逅。せっかくの堅気の暮らしが-もういつ出くわすかビクビクしなくていいのは良いかな。
座頭と猿―ある女を巡る悪党たちの思惑。どっちもどっち。
むかしの女―平蔵が荒れていた頃世話になった女の末路。人の口には…ってやつですな- -
ついにかの名作を初読。
最近の佐伯泰英氏のシリーズと比べると問答無用で悪人を斬るところなどは人情味に欠ける印象だけど、居眠り磐音も吉原裏同心も初巻はほぼ舞台設定に終始した印象があったことを考えると、この先平蔵を中心とした主要人物が個性を見せ始めるのだろうと期待したい。
故・池波氏と同じ台東区民としては、家の近所が頻繁に登場するので、当時の様子を想像するだけでも楽しいです。 -
テレビ版なども見たことが無かった私は、
鬼平こと長谷川平蔵が悪人をやっつけてめでたしめでたし。みたいな話を想像してました。
そこには長谷川平蔵を中心にした江戸の民の生活があり、そこで起きる事件が1エピソードごとの短編になっている。
長谷川平蔵が中心にいる訳ではなく、エピソードごとのメインの人物がいる。
エピソードを跨いで出てくる登場人物もいて、他のエピソードに出てくるとなぜか嬉しい。
物語の最後は少し寂しい終わり方をするものばかりだが、それがまた良い。 -
ハマってしまいそう。
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本部長の課題図書
一気に読みきった!さて、続けるか止めるか悩むところ。。。笑 -
連続短編集。
最初の話で、うっかり主役を忘れて読んでしまいました。
嫁に頭が上がらない人のはずでは…とw
全編通して、わき役だと思っていた人が
地味に出てきて話をつないで行ったり。
現代と違って、地域と人が狭いのですから
この状態は当然といえば当然です。
侍の矜持、盗人の矜持、色々な矜持が出てきますが
女の変わり身の早さもすごかったです。
生きていくには当然、ではありますが。
老盗の夢、は全員取らぬ狸、をしすぎです。
しかしここまで考えるのが、普通だったのやも。 -
粂八は、妙にうるんだ声で、
「本物は、あ、あんな野郎じゃねえ……にせものですとも、にせものですとも……」
2015/04/16-05/01 -
読みやすい。