鬼平犯科帳 六 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2000年5月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167142582

作品紹介・あらすじ

「つくづくとばかばかしく思うのだよ」なれど「このお役目が、おれの性にぴたりとはまっている」のである。清廉な心意気だけで悪行を取り締まることなどできない。俗を知り、人の本性を見据え、火盗改方の長官・長谷川平蔵は疲れをものともせず、また出動する。シリーズ中読者からの人気が高い、粋狂な鬼の平蔵の一面を描いた「大川の隠居」ほか「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」「狐火」「盗賊人相書」「のっそり医者」の七篇収録。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人の本性を見据え、悪行を取り締まる主人公の姿が描かれる本作は、長谷川平蔵の魅力が詰まった短編集です。激務に身を粉にして励む彼の姿勢には、思わず感心させられます。特に「大川の隠居」では、彼の人間味あふれ...

感想・レビュー・書評

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  • 鬼平犯科帳 (6)

    風邪をこじらせて寝込んでいた時に、寝間に忍びこまれ、父上の形見の煙管を盗まれてしまった鬼平さん。(「大川の隠居」)
    とにかく、働きすぎなのですね。
    鬼平さん曰く「この御役目が、おれの性にぴたりはまっている」ので「・・なればこそやめられぬ」のだそうです。
    身を粉にして激務に励むのは大したものですが、くれぐれもご自愛してほしいと思った次第です。

  • 「狐火」ではおまさの恋愛が描かれていて楽しかった☆
    「大川の隠居」では体調を崩している平蔵を見ることができ、
    その上ちょっといたずら心で楽しんでいるところがおもしろかった(^-^)b

  • 2020.8.17 読了

    同じ人を見ても、
    『これは怪しい』とわかる長谷川平蔵。

    部下の同心の人たちも 決して
    ダメな人じゃないのに。

    恐れ入り。。。

    カッコよすぎです!長谷川平蔵!

  • おまささんは報われたのだろうか。

    盗人と鬼平さんはライバルともいえる間柄。
    敵同士でありながら、最も近いとも言える。
    普通のライバル関係と違うのは、鬼平さんは一人だけど、盗人は山ほどいるってことね。
    だから鬼平さんは、盗人から味方を引き込んでいく。
    盗人でありながら、盗人を捨て、それを捕まえる役回りを担う人たちを作って行く。

  • 久しぶりの平蔵。火付盗賊改方の一員になった気持ち。

  • 「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」など七編収録。
    作者の池波氏もいよいよ脂の乗った筆運びで描きまくる。

  • 今回も面白くスイスイ読めましたぁー。

    最初の章『礼金二百両』って章から、もう平蔵様にメロメロです。
    礼金を子分たちのために全部差し出すなんて、私にはできない。しかも、平蔵さまの言った言葉が
    「おぬしが、おれの苦労を察してくれれば、それでいいということさ。だれにも、言うなよ」
    ひゃーーー! もう、鼻血出しそうになったぁ。
    さすが、平蔵様だなー。

    そして、もう一つ好きな章は『大川の隠居』
    これは、ちょっとした心理ゲームのような駆け引き合戦で面白かった。
    さすが、平蔵様は頭もよく上手なのだなー。と感心してしまった。最後のシーンは、思わず吹き出して読んでしまった。
    やたらと成敗するのではなく、ちょっとした遊び心で相手を負かす。なんて粋なんだろうか。

    今回は大掛かりな事件はなかったけど、それでも面白かったです。

  • 池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈6〉』を読みました。
    池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈5〉』以来ですね。

    -----story-------------
    「つくづくとばかばかしく思うのだよ」なれど「このお役目が、おれの性にぴたりとはまっている」のである。
    清廉な心意気だけで悪行を取り締まることなどできない。
    俗を知り、人の本性を見据え、火盗改方の長官・長谷川平蔵は疲れをものともせず、また出動する。
    シリーズ中読者からの人気が高い、粋狂な鬼の平蔵の一面を描いた「大川の隠居」ほか「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」「狐火」「盗賊人相書」「のっそり医者」の七篇収録。
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    文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1971年(昭和46年)1月号から同年7月号に連載された作品7篇を収録して1978年(昭和53年)に刊行された作品……実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳、鬼平犯科帳シリーズの第6作です。

     ■礼金二百両
     ■猫じゃらしの女
     ■剣客
     ■狐火
     ■大川の隠居
     ■盗賊人相書
     ■のっそり医者

    ますます快調、名作揃いの第6巻には、「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」「狐火」「大川の隠居」「盗賊人相書」「のっそり医者」の7篇を収録……「狐火」では、特に女性密偵おまさの切ない恋が描かれ、単なる捕物帳ではない、人間ドラマとしての奥行きを物語に与えています。

    テレビドラマでもお馴染みの鬼平犯科帳シリーズ……原作となる小説も面白いです! 本作品の収録作では、

    同心の沢田小平次の師である松尾喜兵衛を斬った浪人・石坂太四郎との手に汗握る勝負……剣の達人って、負けた相手は忘れられないし、斬らずにはいられないという性を描いた『剣客』、

    腹違いの盗人兄弟・二代目狐火の勇五郎をめぐる跡目争いが引き起こす事件に、おまさの若かりし頃の恋愛が絡む物語……おまさのひたむきな純真さ、そして男運の無さが切ない『狐火』、

    既に引退していた老盗賊・友五郎が、平蔵が風邪で寝込んでいる間に愛用の煙管まんまと盗んでしまう……でも、最後にはキッチリ肝を縮み上がらせるという展開と平蔵の遊び心が痛快な『大川の隠居』、

    絵師・石田竹仙が素晴らしい盗賊の人相書きを描くが……鈍感な忠吾と鋭敏な平蔵で、竹仙の表情の見え方が全く違ってるのが面白い『盗賊人相書』、

    が印象的だったかな……連作短篇のカタチを取っており、1篇ずつでも愉しめるのですが、それぞれの短篇が繋がって大長篇としても読める構成なので、順番に読み進めると大河ドラマ的な愉しみがありますね。

    第7作以降も順次、読んでいこうと思います。

  • 鬼の平蔵も病には勝てない!?
    風邪で伏せていた時に
    大切な煙管を盗まれる。
    それを取り戻す方法が、
    また、洒落ている。
    カッコ良すぎだよ…

  • 今回も上々です。
    「狐火」ではおまさに対する気遣いを見せ、「大川の隠居」では意外な茶目っ気を見せるなど、平蔵の人的魅力が満載の一冊でした。

  • 【礼金二百両】佐嶋メイン誘拐事件
    【猫じゃらしの女】伊三次メイン
    【剣客】沢田小平次メイン
    【狐火】おまさメインあまりに短い新婚生活
    【大川の隠居】煙管とか印籠とか盗む話
    【盗賊人相書】犯人の絵を描かせたら・・・
    【のっそり医者】敵とかそういう話

  • ※2006.5.23読書開始
     2006.5.30読了(2回目と思われる)
     売却済み

  • テレビドラマ化された小品ばかり。
    悪くはない。

  • 大川の隠居
    平蔵は風邪を患い寝込んでいるところ、亡父・宣雄の遺愛の品の携帯用の銀煙管を盗まれてしまう。盗んだのは、密偵粂八の盗みの師匠ともいう友五郎。
    平蔵、粂八、友五郎の掛け合いが、また面白い。

  • 礼金二百両
    猫じゃらしの女
    剣客
    狐火
    大川の隠居
    盗賊人相書
    のっそり医者

    密偵たちにまつわる話が面白い。

  • 安定していて安心して読める。
    今回は、大捕物というよりは人情話のような気がした。
    6巻だが、まったくマンネリせずに毎回、楽しませてくれる。

  • 今回は捕物よりも人情話の色が濃かったように思う。猫じゃらしの女およねと伊三次を夫婦に取持とうとする平蔵。下情に通じている筈の平蔵なのだが、今回ばかりは的が外れていたようだ。「盗賊人相書」「のっそり医者」の2題は、脛に傷持つ者を最後には許す、平蔵の情けの深さを感じた。表装は有名な画家の手になるものなのだろうが、時々違和感を覚える。本巻も、鷹の鉤爪の大きさと両足の付き方が気になって仕方がない。

  • 鬼平犯科帳六巻目。
    「大川の隠居」が、好き。
    幼い頃、ドリフターズのコントで、泥棒や、お化けが、追っ手の後ろにいるのを「後ろ!後ろ!」ってニヤニヤしながら見ていたのと、同じような感覚。

    若い頃に繋がった縁が、盗賊改になった後にも完全に繋がっている。義理人情に厚く、どんな人でも分け隔てなく人として扱う平蔵さんだからこそ、できること。

  • どの話も面白かったけど、特に「猫じゃらしの女」「大川の隠居」が好き。
    同心たちや密偵たちをただの駒としてではなく、一人の人間として扱い、大切にする鬼平さんだからこそ、同心たちや密偵たちも命を懸けて盗賊改めの仕事に従事してるんだろうなぁ。その信頼関係が素敵。今回も泣けたり和んだりで楽しめました。でも働き通しの鬼平さん、たまにはゆっくり休んで~と言いたくなる。

  • やっぱり安定の鬼平。面白い。

    今回も色々な話を通して、人情に触れる話がたくさん。剣客と大川の隠居が個人的に好き。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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