新装版 鬼平犯科帳 (6) (文春文庫) (文春文庫 い 4-57)
- 文藝春秋 (2000年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167142582
作品紹介・あらすじ
「つくづくとばかばかしく思うのだよ」なれど「このお役目が、おれの性にぴたりはまっている」のである。だから火盗改方の長官・長谷川平蔵は、疲れにもめげず今日もまた出動する。作者もいよいよ脂の乗った「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」「狐火」「大川の隠居」「盗賊人相書」「のっその医者」の七篇収録。
感想・レビュー・書評
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2020.8.17 読了
同じ人を見ても、
『これは怪しい』とわかる長谷川平蔵。
部下の同心の人たちも 決して
ダメな人じゃないのに。
恐れ入り。。。
カッコよすぎです!長谷川平蔵! -
鬼平犯科帳 (6)
風邪をこじらせて寝込んでいた時に、寝間に忍びこまれ、父上の形見の煙管を盗まれてしまった鬼平さん。(「大川の隠居」)
とにかく、働きすぎなのですね。
鬼平さん曰く「この御役目が、おれの性にぴたりはまっている」ので「・・なればこそやめられぬ」のだそうです。
身を粉にして激務に励むのは大したものですが、くれぐれもご自愛してほしいと思った次第です。 -
おまささんは報われたのだろうか。
盗人と鬼平さんはライバルともいえる間柄。
敵同士でありながら、最も近いとも言える。
普通のライバル関係と違うのは、鬼平さんは一人だけど、盗人は山ほどいるってことね。
だから鬼平さんは、盗人から味方を引き込んでいく。
盗人でありながら、盗人を捨て、それを捕まえる役回りを担う人たちを作って行く。 -
久しぶりの平蔵。火付盗賊改方の一員になった気持ち。
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「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」など七編収録。
作者の池波氏もいよいよ脂の乗った筆運びで描きまくる。 -
今回も面白くスイスイ読めましたぁー。
最初の章『礼金二百両』って章から、もう平蔵様にメロメロです。
礼金を子分たちのために全部差し出すなんて、私にはできない。しかも、平蔵さまの言った言葉が
「おぬしが、おれの苦労を察してくれれば、それでいいということさ。だれにも、言うなよ」
ひゃーーー! もう、鼻血出しそうになったぁ。
さすが、平蔵様だなー。
そして、もう一つ好きな章は『大川の隠居』
これは、ちょっとした心理ゲームのような駆け引き合戦で面白かった。
さすが、平蔵様は頭もよく上手なのだなー。と感心してしまった。最後のシーンは、思わず吹き出して読んでしまった。
やたらと成敗するのではなく、ちょっとした遊び心で相手を負かす。なんて粋なんだろうか。
今回は大掛かりな事件はなかったけど、それでも面白かったです。 -
【礼金二百両】佐嶋メイン誘拐事件
【猫じゃらしの女】伊三次メイン
【剣客】沢田小平次メイン
【狐火】おまさメインあまりに短い新婚生活
【大川の隠居】煙管とか印籠とか盗む話
【盗賊人相書】犯人の絵を描かせたら・・・
【のっそり医者】敵とかそういう話 -
※2006.5.23読書開始
2006.5.30読了(2回目と思われる)
売却済み -
テレビドラマ化された小品ばかり。
悪くはない。