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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167142605
作品紹介・あらすじ
悪い事をしながら善い事をし、善い事をしながら悪事を働く。心を許し合う友を欺して、その心を傷つけまいとする。全く人間とは奇妙な生きものよ……とは鬼の平蔵の心の底からの述懐である。盗賊でも市井の者でもみな普遍の業を心にしまいこみ、矛盾を抱えながら生きてゆく。その虚実を突きながら、情を持って応える人生の達人・鬼平の魅力いやますシリーズ第八巻。「用心棒」「あきれた奴」「明神の次郎吉」「流星」「白と黒」「あきらめきれずに」の六篇を収録。
みんなの感想まとめ
人間の矛盾と情の深さを描いた作品で、善と悪が交錯する中での人間関係が魅力的に表現されています。シリーズ第八巻では、「用心棒」や「あきれた奴」など、さまざまなエピソードを通じて、登場人物たちの葛藤や友情...
感想・レビュー・書評
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「用心棒」強くなれ。
「あきれた奴」でも他にもっと良い方法があったのでは
「明神の次郎吉」いい奴なら盗賊すな
「流星」大捕り物。流星は出ない
「白と黒」エロと亀
「あきらめきれずに」左馬之助、お静と夫婦に詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鬼平犯科帳 (8)
「流星」:上方の“生駒の仙右衛門”と関東の“鹿山の市之助”が手を組み、鬼平さんを苦しめます。
その手段は、火付盗賊改方の同心の家族を次々に殺害しつつ、強盗もするという卑劣極まるやり口で、流石の鬼平さんも「おれのもっとも痛いところを衝いてきた」と青ざめる程・・。
勿論、ここまで“鬼の平蔵”を怒らせて悪党たちが無事なはずはありません。終盤の怒涛の捕り物に胸がすく思いでした。
「あきらめきれずに」:鬼平さんの剣友、左馬之助さんの純情さが良いですね。幸せになって頂きたいです。 -
あきれた奴では、同心の小柳安五郎が又八という捕らえた盗賊を逃がし、自分がその責めを負って変わりに牢獄に入るというお話。
仇を討った、又八は再び、盗賊改メ方に舞い戻ってくるという、走れメロス的な展開です。
安五郎と又八に通う心の交流が何とも、男っていいよなぁ〜と思わせる。
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いつもながら、鬼平は、鉄板の面白さ、である。まあ、池波正太郎さんだから、安心なのは、当たり前なんだけど、全然マンネリにならないのも、不思議だ。毎回、意表をつく展開になる。池波正太郎さんの頭の中には、無限のアイデアが、詰まっているんだろう。
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈8〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈7〉』以来ですね。
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悪い事をしながら善い事をし、善い事をしながら悪事を働く。
心を許し合う友を欺して、その心を傷つけまいとする。
全く人間とは奇妙な生きものよ……とは鬼の平蔵の心の底からの述懐である。
盗賊でも市井の者でもみな普遍の業を心にしまいこみ、矛盾を抱えながら生きてゆく。
その虚実を突きながら、情を持って応える人生の達人・鬼平の魅力いやますシリーズ第八巻。
「用心棒」「あきれた奴」「明神の次郎吉」「流星」「白と黒」「あきらめきれずに」の六篇を収録。
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文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1972年(昭和47年)3月号から1972年(昭和47年)8月号に連載された作品6篇を収録して1980年(昭和55年)に刊行された作品……実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳、鬼平犯科帳シリーズの第8作です。
■用心棒
■あきれた奴
■明神の次郎吉
■流星
■白と黒
■あきらめきれずに
鬼平を苦しめるため、配下の家族を殺す前代未聞の兇族が登場する長篇「流星」をはじめ、「用心棒」などを収録した8巻。
テレビドラマでもお馴染みの鬼平犯科帳シリーズ……原作となる小説も面白いです! 本作品の収録作では、
平蔵が、笹屋のお熊のところで知り合った、ちょっと頼りない用心棒の高木軍兵衛の助太刀する展開(『水戸黄門』っぽい感じかな)……結末で平蔵の正体を知った軍兵衛が「怖くて、やさしくて、おもいやりがあって、あたたかくて……そして、やはり、怖いお人だよ」と話す場面が印象的な『用心棒』、
凶悪な盗賊の所在を掴むために捕らえた盗賊・鹿留の又八を信用して牢から出し自らが牢に入ることになった同心の小柳安五郎……信義を貫いた2人、あきれた2人に胸が熱くなる『あきれた奴』、
上方の盗賊・生駒の仙右衛門は江戸進出のために、江戸の盗賊・鹿山の市之助と手組み、平蔵の邪魔をしようと剣客2人を江戸に送り込み、同心の家族や役宅の門番などを殺す! 平蔵の怒りが爆発するハードな捕り物で、そこに『大川の隠居』に登場した引退した老盗賊・友五郎が巻き込まれる……卑劣な強殺の連続と盗賊に対する平蔵の激しい怒り、そして島流しとなった友五郎への平蔵の思いやり等、複数の要素がバランス良く織り込まれた中篇『流星』、
下女泥棒のお今とお仙ともんどりの亀太郎……白と黒と色男、タイトルの理由を知り思わずニヤリとしてしまい、結末に木村忠吾が平蔵にたしなめられるシーンに笑ってしまう『白と黒』、
が印象的だったかな……連作短篇のカタチを取っており、1篇ずつでも愉しめるのですが、それぞれの短篇が繋がって大長篇としても読める構成なので、順番に読み進めると大河ドラマ的な愉しみがありますね。
巻が進むに連れてどんどん面白くなっていきますね……第9作以降も順次、読んでいこうと思います。 -
毎度のことながら、この長さの短編の中によくこれだけいろいろな要素を織り込んで作品に仕上げるものだと感心します。
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※読了2回目と思われる
売却済み -
2020.10.22 読了
安定の楽しさでした!
左馬之助の話が印象的でした。 -
用心棒
あきれた奴
明神の次郎吉
流星
白と黒
あきらめきれずに
「流星」久しぶりに読み応えがあった。因縁の生駒の仙右衛門一味の事件が一件落着。友五郎に対する平蔵の心遣いが温かい。
「あきらめきらずに」左馬之助に待望の奥さんが。でも一筋縄でいかないのが面白いところ。 -
自分一人なら何とでもなる。
危ない道に引き込まれそうになっても、なんとか這い出して来ることができる。
しかし、人質を取られてしまってはどうにも難しい。
周りの人たちを盾に取られてしまっては、身動きが取れない。
それでも、悪事に加担してしまえば、罪は罪なのだ。
厳しい世界である。 -
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久々に鬼平さんの続きを読む。
左馬之助の実直さが好ましい。最後には惚れた娘と添い遂げられてよかったなぁ。平蔵夫婦も一安心だろう。しかし元旦那と未だに手を切れてない風?なお静さんで大丈夫なんだろうか、と少し不安になる。
「流星」では以前平蔵に粋ないたずらをやらかした大川のご隠居が再登場。穏やかな余生を過ごしていたはずの爺っつぁんが卑劣な勤めの片棒を担がされたのには胸が痛んだ。そして平蔵の情けが泣ける…。
悪党どもが一網打尽にされるところは何度読んでもスカッとするし「神妙にせよ!火付盗賊改メ長谷川平蔵である!!」に毎度しびれる。安定して楽しめる鬼平シリーズです。 -
本巻でも多くの紙面を充てた「流星」は、平蔵にとっても多くの苦悩を抱えた話だった。部下とその家族の斬殺、押し込みの畜生ばたらきの頻発。火盗改メの動きを見張られているような、平蔵を嘲笑うような事件に心痛める様は、読み手の心も痛くなる。恐らくは平蔵自身も「見張られている」感が常にあったのではないだろうか。「あきらめきれずに」は二つの意が掛けられているのだろうが、左馬之助が結ばれる結末に、少し複雑な気持ちを抱いた。
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平蔵の動きが軽快になってきた。
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鬼平の強さ、優しさを見習っていきたい
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鬼平犯科帳 八巻目。
今回は、平蔵さんの人への情けがあらゆる章にかかれている。
船頭の友五郎さんへの最後の対応には、ホロリとさせるものがあった。
無事にシャバに戻ってきて、平蔵さんと再会をしてほしいものだ。。
「あきらめきれずに」の左馬之介は、かわいい。少し悩ましい関係になってらだろうに、最後は結婚ができて、ホッとした。 -
鬼平の魅力を益々感じることが出来るシリーズ第八巻。
六編を収録しているが、なかでも「流星」では火盗改メに関係する者が次々と斬殺され鬼平ピンチに。 -
悪事を働く者も、平時は行き倒れを放っておけぬようなお人好しであったり。はたまた、かつては名の売れた盗人であったのが、仮親として世話している若者の危機に、ようやく手に入れた平穏な隠居生活を捨ててもとの家業に戻る者も。
しかし、いくら善行を施しても、それで犯した罪のすべてを贖うことはできない。刑に服することを逃れられるはずもない。
「こう生きたい」「ここで生きたい」と願っても、なかなかに叶うものではない切なさ。「こう生かしてやりたい」と手を差し伸べても、その手をすり抜けて行ってしまう遣る瀬無さ。
「用心棒」「あきれた奴」「明神の次郎吉」「流星」「白と黒」「あきらめきれずに」6編を収録したを収録した無常感あふれる第8巻。
『主人のほうでは「長い年月まじめに奉公してくれたなら、しかるべきところへ嫁入りさせよう。じゅうぶんに支度をととのえてやろう」と考え、女中のほうは「一生懸命に奉公すれば、ご主人はそれだけのことをちゃんとして下さる」と将来に希望をもち、陰日向なく奉公をするというのが常道であったのに、こうした考え方、生き方が年ごとに薄れてしまい、使うほうも使われるほうも目先のことばかり追いかけるようになったのは、いったいどうしたことなのであろう……。』
これは「白と黒」からの抜粋(中略あり)だが、作品の発表時期は昭和47年。とても江戸が舞台、昭和に描かれた物語とは思えない今どきの嘆きである。 -
鬼平犯科帳。
この人の小説に出てくる食べ物は、どうしてあんなに美味しそうに思えるのか、いつも不思議。 -
今巻も面白かったですー。
今回は、女絡みの事件は少なかったなぁ。
その分、読み始めから没頭できた。
最初の章『用心棒』は、平蔵様お得意のどんでん返しな結末で笑えましたー。
私だったら、自分の身分をすぐ明かしちゃうだろうけど、平蔵様のちょっとした遊び心で制裁しちゃうのはさすが。
『あきれた奴』は、小柳安五郎の独断での解決?で、なんとかめでたしで終わったけど、ほんとラッキーでした。
平蔵様だったら、どうこれを解決するのかなって思う。
今回は左馬さんの出番が多くて面白かったです。
子供っぽく純真でいて、それでいて豪快で良いキャラしてます。
そんな彼の新たな一面が読めた巻でしたー。
久しぶりの改方総出の大事件もあって読み応えあった。 -
悪い事をしながら善い事をし、善い事をしながら悪事を働く。全く人間とは奇妙な生きものよ。
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