新装版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.99
  • (59)
  • (51)
  • (56)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 486
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142667

作品紹介・あらすじ

鬼平犯科帳が、時代を超えて現代人の心を強く捉えるのは、部下を束ねる平蔵の“リーダーシップの見事さ”にある。部下を思いやる心の篤さ、だからこそ部下も我を忘れて働く……名管理職・平蔵の真骨頂を描く「五月闇」のほか、お頭へ盗賊を周旋する口合人(くちあいにん)と平蔵のかけひきが愉快な「殿さま栄五郎」、兎忠こと木村忠吾が久しぶりに活躍する「さむらい松五郎」、そのほか「あごひげ三十両」「尻毛の長右衛門」「浮世の顔」の全六篇を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • さらば伊三次。
    密偵の中では愛着のあるキャラクターなので、ここでさよならとは本当に悲しい。
    以前はうっかり兎忠に探索内容を漏らして、お頭に泣いて謝った事もある伊三次・・・。
    さびしくなるなぁ・・・。
    余談ですが、今回妙に年寄り臭いお頭に、吃となって反論する佐嶋もややかわいい。

  • あごひげ三十両
    尻毛の長右衛門
    殿さま栄五郎
    浮世の顔
    五月闇
    さむらい松五郎

    「殿さま栄五郎」馬蕗の利平治の密告により、平蔵が「殿さま栄五郎」になりすまし火間虫の虎次郎一味に潜入。火間虫一味に偽物栄五郎とバレてからがひやひや。
    「五月闇」鬼平シリーズ再読なので、この巻を読むときとうとう来てしまったかと思った。伊三次好きだったので、この話はつらい。
    「さむらい松五郎」冒頭にて、伊三次がいなくなってしまった寂しさを感じる。今度は木村忠吾が「さむらい栄五郎」になりすまし。忠吾も登場時に比べて頼もしくなった。

  • 伊三次さんはそんなこと望んでたの?
    過去と向き合った上で覚悟決めてたんでしょう?
    別に相手が苦しむの望んでたわけじゃないでしょう。
    忠吾さんがやったことは、ただ自分が腹が立って仕方なかっただけで、伊三次さんのためでも何でもないと思うんだけどな。

    それにしても女性の扱いがやっぱりひどい。何て世の中…。
    でも今も変わってないのかもしれないな。

  • 伊三次が死んでしまった。その死を悼む鬼平も辛い、私も辛い。悲しみがみなぎる「五月闇」のほか、「あごひげ三十両」「尻毛の長右衛門」「殿さま栄五郎」「浮世の顔」「さむらい松五郎」を収録。

  • 「五月闇」で危篤の伊三次、それに続く「さむらい松五郎」冒頭での伊三次の死は、一つの山場であり悲しみであった。忠吾が己の菩提寺に伊三次の墓を建立し墓参する姿に、こちらも涙が溢れそうになった。「さむらい松五郎」での忠吾の活躍は、そんな悲しみを忘れさせてくれた。それにしても須坂の峰蔵はその後どうなるのか? 畜生盗めを是としない彼に、平蔵の慈悲があってほしい。「殿さま栄五郎」は、平蔵が既存の盗賊になりすますのだが、常の彼の判断とも思われぬ。盗賊のネットワークの奥深さを知らない筈はないのだが……

  • 鬼平犯科帳 14巻目。
    「五月闇」は、悲しすぎる。。最後は、助かってくれるだろうと思っていたが。。悲しい。。

    その流れから展開された「さむらい松五郎」。
    忠吾もとても悲しいだろう。
    その忠吾が、人違いから、大捕物に参加する。
    忠吾も、成長しているな。と、思えた。

    解説にもあるとおり、平蔵さんの魅力は、類い稀なリーダーシップにあると思う。
    こんなリーダーの元で、自分も働いてみたいものだ。

  • 腕利きの密偵・伊三次の暗い過去が明らかになる「五月闇」ほか全六話を収録。

  • 14巻目。鬼平には見た目は少々難があるのだが体がすこぶる良いという女の人がよく出てくるな。今回も出てきた。うさぎがだいぶ立派になってきたね。伊三次はかわいそうだったねぇ。

  • この巻は、しんみりとした、、哀しい話の印象が強いです。伊三次も…。 

  • 五月闇、、、

全35件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1923年東京浅草生まれ。60年「錯乱」で直木賞受賞。77年「鬼兵犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の三シリーズで吉川英治文学賞を受賞した。90年没。

「2017年 『西郷隆盛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新装版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫)のその他の作品

鬼平犯科帳(十四) Kindle版 鬼平犯科帳(十四) 池波正太郎
鬼平犯科帳 (14) (文春文庫) 文庫 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫) 池波正太郎

池波正太郎の作品

ツイートする