新装版 鬼平犯科帳 (15) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 478
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142674

作品紹介・あらすじ

二夜続けて、腕利きの同心が殺害された。その剣の手練は、半年まえ平蔵を襲った兇刃に似ている。あきらかに、何者かの火盗改方への挑戦だ。その目的は? あの大鴉のような男が向けてきた刃の凄さを思い返した長谷川平蔵は、湧き上ってくる闘志を押さえかねて思わず身震いした──正体不明の恐るべき強敵の登場に、じりじりと追い詰められる平蔵。亡き恩師・高杉銀平の言葉が思い出せれば、手がかりになるのだが……シリーズ初登場の長篇〈雲竜剣〉は、興趣満々の作品。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに長編を一気読み。
    はじめは闇に手足を突っ込むような不気味な雰囲気から、「急変の日」辺りから一気に網の目がはっきり狭まっていく。
    今回は火盗改方をはじめ、左馬之助、辰蔵などこれまでの登場人物がいたるところで活躍する。特に、忠吾の堂に入った連絡や辰蔵の思わぬ登場が頼もしい。佐嶋は過労で倒れるのではないかと心配になるほどだった。
    剣客、火盗改方の長官両面から平蔵の勘ばたらきが冴え渡る。

  • 人が変わったようですね、兎さん。
    でもそれはそれで寂しいような。息子さんが以前の兎さんの役目を担ってくれていますけどね。
    でも、女性のこととなるとやっぱり以前のテイストを残しているのですね。

  • 短篇のほうが切れがあるかな。

  • 「鬼平」初の長編、読み応えがあった。

  • 謎の剣客の影を中心に、複数の盗賊が絡むシリーズ初の長編で、次々に火盗改メ関係者が殺されていくくだりは、読み手のハラハラが募るばかりだ。捜査の範囲が北は牛久宿から南は相州・藤沢宿の広範囲におよび、限られた人数で捜査網を狭めていく様が、読む速度を否応なしに速めてくれる。最後の最後にそれぞれの点が結びつけられ、解決後のほのぼのとした情景を思い浮かべるにつけ、読み手の肩の力がようやくに抜けるのを感じた。

  • 鬼平犯科帳 15巻目。
    2016年の年末スペシャルの原作。
    自分は、そのドラマを見て、鬼平犯科帳にハマったので、楽しみにしていた巻。

    忠吾の成長が手に取るようにわかり、なんだか、うれしくなった。
    また、平蔵さんの息子、辰蔵の成長も、これから楽しみ。
    この巻では、まだまだ頼りないけれど。。

  • 鬼平犯科帳最初の長編です。短編の醍醐味であるスピード感は少し失われますが、この「雲竜剣」は長編ながらストーリーに吸い込まれ、ドンドン読み進みました。木村忠吾の成長が感じられますね。

  • 図書館から借りた。
    来月のスペシャル・鬼平犯科帳後篇の原案。

  • やはり長編ともなるとアチコチと絡み合って面白い。うさぎがどんどん立派に成長していく感じは非常に好感を持って読んでます。辰蔵の成長も楽しみ。

  • 鬼平初の長編でした。

    長編はいろんな情報が詰まって楽しいけれど。鬼平はやっぱり短編がしっくりきますね。

    謎な部分も自分で想像するのも楽しい。

    しかし、冷酒をぐいっとやる描写をみると、こちらの飲みたくなりますね~大分暑い日が続いているので~

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著者プロフィール

1923年東京浅草生まれ。60年「錯乱」で直木賞受賞。77年「鬼兵犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の三シリーズで吉川英治文学賞を受賞した。90年没。

「2017年 『西郷隆盛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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