新装版 鬼平犯科帳 (17) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 450
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142698

作品紹介・あらすじ

その居酒屋には名前さえついていない。うまい酒を出すが、亭主がたいそう無愛想なその店を、土地の人びとは「権兵衛酒屋」と呼んでいる。その身のこなし、もと二本差であったらしい。興味をひかれた長谷川平蔵は「権兵衛」に立ち寄り、評判の酒を堪能することに。しかし、直後、店の女房は斬られ、亭主はいずこかへ逐電した。捜査をはじめた平蔵に迫る怪しい影は、ついに鬼平を斬った! 武家社会の闇と悲哀が浮かび上がる特別長篇〈鬼火〉、満を持して登場。

感想・レビュー・書評

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  • 鬼平犯科帳 17巻目。
    短編だと思ってたら、長編だった。

    今回の平蔵さん、ちょっと後手後手に回るところが多かったような。
    そして、年齢のせいか、盗賊改という役職に疲れてきているよう。。
    それが、なんだかとても寂しくなった。

    職務で失敗をした島田慶太郎に、新たな力を目覚めさせようとする平蔵さん。
    失敗をした部下にチャンスを与える上司って、素敵だと思う。

  • 序盤は平蔵の判断が後手に回る印象。
    重要かと思っていた繋がりがそうでもなかったり、思わぬ繋がりがあったり。
    タイトル「鬼火」の理由は最後の最後で分かる。

  • 短編の平蔵さんはそうそうミスをしないのだけど、長編だとそれなりにミスをする。それがなんだか新鮮ですね。
    そして兎さんはすっかり元に戻ってしまった様子で…。
    井関さんもそうですが、初期に比べてそれぞれのキャラクターが生き生きと動いている気がします。

  • 平蔵の着眼から、火盗改メの長い長い闘いが始まった。大身旗本の影で暗躍する盗賊団の手掛かりがなかなか掴めない展開に、読み手も焦らされた。最後は急転直下、火盗改メの捜査が結実し〔鬼火〕のタイトルも得心がいった。

  • 鬼平特別長編、雲竜剣に続く第二弾「鬼火」登場。老夫婦が営む酒屋「権兵衛酒屋」が襲われ・・・。平蔵がその窮地を救うと亭主が消えた。そして話は思わず不思議な展開に。

  • 彦十と友五郎が仲良しになった、あのちょっとしたシーンがすごく好き。

  • 長編。何だか分かり難かったです。動きも派手なものがないので、事件が進んでいるのか何なのか。やっぱり短編の方がキレがあって好きかも。

  • 長編。今回は平蔵さん何かと後手にまわったが最後はいろいろピタリとはまり良かった。

  • 少し平蔵の描き方が変わってきたような。
    「佐嶋でさえ気づかない」という表現が多い。
    平蔵の抜きんでた能力をアピールする機会が以前より増えたような・・・

    何か作者の心境の変化があったのか。

    今までの方が自然に平蔵の凄さが伝わっていたのになあと。

    無理にアピールしなくても。

  • 権兵衛酒屋から端を発した事件に巻き込まれた鬼平。
    人間関係の推察に対して鬼平の勘の鋭さが光る。
    名前忘れたが正直な浪人さんも好感が持てた。

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著者プロフィール

1923年東京浅草生まれ。60年「錯乱」で直木賞受賞。77年「鬼兵犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の三シリーズで吉川英治文学賞を受賞した。90年没。

「2017年 『西郷隆盛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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