新装版 鬼平犯科帳 (18) (文春文庫) (文春文庫 い 4-69)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142704

感想・レビュー・書評

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  • 「長谷川平蔵である!」が決め台詞になることもあれば、相手の警戒心を煽るだけの結果になることもある。
    それでもついつい叫ぶ平蔵さん。
    しかたないね、正々堂々名乗らずして何の侍かって感じよね。
    でも、敵討ちか…。

  • 俄か雨、馴馬の三蔵、蛇苺、一寸の虫、おれの弟、草雲雀の六編。円熟の短編収録。

  • 面白かったです。一気に読んでしまいました。でも、やっぱり、死んでしまうのですねぇ…。命がけとは分かっているのですが、そうやって何人も喪ってきた平蔵は、つらいだろうし、だからこそ深みがあるのだろうなぁと思った巻でした。
    『俄か雨』『草雲雀』に出てくる細川峯太郎、なかなか面白いキャラのようで、これからが楽しみです。

  • 江戸の街を歩いている雰囲気がよい。
    目白台、鬼子母神のあたり、芝のあたり、よく出てくる。

  • 仁三郎が平蔵とお世話になった親分の狭間でなやみ、自害する一寸の虫。

    人がどう思うか、人がやっているかどうかは別として、自分がやると決めたことが突き通してみようかと。

  • 俄か雨/馴馬の三蔵/蛇苺/一寸の虫/おれの弟/草雲雀。

  • ムッツリ同心細川峯太郎と仁義を通した密偵仁三郎が本短編集のメインである気もする。

  • 密偵仁三郎、鬼平に打ち明けられなかったか・・・。無念。
    おれの弟・・・。
    最後は色々と問題あるだろうが、それでもこのラストに私は救われる。

  • 2011

  • 以前テレビで放映されていた「一寸の虫」が収録されていた。テレビの方が感情移入できたのは何故だろう。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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