新装版 鬼平犯科帳 (22) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142742

作品紹介・あらすじ

盗賊改方の水も洩らさぬ探索網により、薬種屋を狙った大がかりな押し込みは未遂に終わった。しかし、安堵の空気もまもないころ、夕闇を切り裂いて疾って来た半弓の矢が、与力・秋本源蔵の頸すじへ突き立った──。与力暗殺! 同じころ平蔵も襲われ、長男の辰蔵も命を狙われる。そればかりか、盗賊改方の下僕にまで魔の手がのびる。生涯の怪事件に苦悩し、追詰められた平蔵の胸に去来するものは……。〈雲竜剣〉〈鬼火〉につづく感動のシリーズ長篇〈迷路〉。

感想・レビュー・書評

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  • 博打に女、堕ちて行く一方に見える細川峯太郎さん。
    死亡フラグが立ちすぎてて、逆に生存フラグに見えるパターンか…。
    無敵とも言える長谷川平蔵さんだけど、それはあくまで個人戦での話。関わる人たち全員をひとりで守り切ることは不可能で。
    しかし、近しい人をも守れないようでは、何の盗賊改かと、平蔵さんの苦悩は深かっただろうなと思うのです。

  • 盗賊の捕縛から生まれた怨恨が、これほどまで平蔵を追い詰めるなんて……雲竜剣でも火盗改メの関係者が次々に斃されたが、今回はその範囲が拡大し、緊迫感が一層増した。序盤の流れからおまさの身に何か起こってしまうかと心配したが、著者の筆はそのようには動かなかったようでホッとした。最終巻まであと2巻。著者が長編に込めた思いを想像しながら楽しみたい。

  • このシリーズの中で長編は少なく、短編の方がキレがあって好きなのですが、この巻は読み応えがありました。平蔵に近しい者が次々と殺され平蔵自身も襲われる、というハラハラの展開。平蔵の苦悩と、それを目にし何とか力になろうと必死で働く密偵達。平蔵が如何に部下や密偵達に慕われているのか、読んでいて胸が熱くなりました。あと二巻で終わりだなんて寂しい…。

  • 鬼平犯科帳22、特別長編「迷路」
    生涯の怪事件に苦悩する平蔵、髪を落とし托鉢坊主の姿になってまで必死の捜査を続ける平蔵。

  • 鬼平犯科帳 22巻目。

    今回は、平蔵さんの窮地だ。
    21巻目で、感じた「こんなに密偵がいたら、現役盗賊にバレないのか?」の疑問が現実となる。
    そして、21巻目の最後の章が、この長編に繋がっていたとは。
    平蔵さんや、その周りの方々、江戸の市民を救ったのは、平蔵さんの勘働きに他ならないだろうな。あと、自分から率先して動く行動力。
    密偵の方々や、部下の心情を思うと、読み手も泣けてくる。
    最後の文章では、本当に泣きそうになった。
    面白かった。。

  • 粉骨砕身、長官自らが率先して探索に働く姿を見て、改方の面々が胸をうたれたりこのお方の為にと一層励んだりするところがとてもいい。平蔵への信頼や覚悟が伝わってくるようで。
    じりじりする話だったけど終わりが爽やかでよかった。

  • 長編、平蔵を直接狙ったりもしたが周りからジワジワとくる悪党。平蔵もヘトヘトだ。面白かったなぁぁ。

  • ああ、この話か、とページを繰りながら思った。頭の中にはテレビドラマが甦ってきたが、それはそれ、これはこれ。

  • 最後のほうはちょっと涙腺が緩みそうになった。鬼平の苦悩。携帯もない時代で、与力・同心・密偵のチームワーク、鬼平の指揮力が素晴らしい。

  • 長編は、途中まで火盗改方が不利な状態で話が進むので
    どきどきしてなかなか読み進まなかった(^v^;)
    今回は平蔵の仕事の大変さを改めて感じる話だった。
    あぁ、ついに残り2巻・・・。

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著者プロフィール

1923年東京浅草生まれ。60年「錯乱」で直木賞受賞。77年「鬼兵犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の三シリーズで吉川英治文学賞を受賞した。90年没。

「2017年 『西郷隆盛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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