新装版 鬼平犯科帳 (23) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 419
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142759

作品紹介・あらすじ

夜鴉(よがらす)が鳴くのを聞いた翌日、おまさは旧知の盗賊・峰山の初蔵に声をかけられた。「頼みがある。荒神の二代目に力をかしてもらいたい。二代目は女だ。先代の隠し子さ」──荒神の先代に世話になったおまさの心が騒いだ。初蔵には得体のしれないところがある。そして二代目はどんな女なのか……平蔵の亡父・宣雄の隠し子(お園)と盗賊の隠し子(二代目)がからんで、事件は複雑な様相を呈してゆく! 長篇〈炎の色〉と、お園が初登場する「隠し子」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズの中でも好きな作品。
    お園とお夏、どちらも隠し子なんだけど
    対照的。

    池波正太郎の人間観がうかがわれる。

    おまさとの「つなぎ」(連絡)のつけ方で
    平蔵たちが悩むくだりは、
    スマホ時代から見ると新鮮(笑)

  • 主役はおまささんです。
    ほんと色んなこと経験してきたのね、おまささん。

    で、剣客さんはそれで納得したのだろうか。

  • いよいよシリーズも残り2冊だと思うと、読むのを躊躇うというか、読み終わりたくないというか…。
     今回は短編と長編。短編もまるっきり別な話というわけでもなく、関連性があります。二つとも隠し子に係る話です。一人は平蔵の亡き父の隠し子、もう一人は盗賊の頭の隠し子。平蔵にとっては妹になるお園。真実を話す時がくるのか分かりませんが、彼女が幸せになれそうで良かったです。
    そしてもう一人の隠し子、盗賊の二代目頭となるお夏。彼女は火盗改めの手を逃れたようですが、今後登場するのかしら。おまさのことも心配です。

  • 連続の長編。前巻とは打って変わり安心して読めたのは、何の罪もない人が殺められるシーンがなかったせいかも知れない。おまさが大店に引き込みに入ってからの緊張感が程よく、平蔵の采配の冴えが良かった。盗人同士の会話に『二人の低い声が、さらに低くなったので、筆者の耳へ届かなくなってしまった。』なんていう書きぶりにクスッと笑い、著者自身が楽しんで筆を走らせているようすを想像した。

  • 鬼平シリーズ23巻。平蔵の異母妹・お園が初登場する短編「隠し子」と特別長編「炎の色」の2作品。「炎の色」ではおまさが旧知の盗賊・峰山の初蔵に声をかけられ助けばたらきを依頼される。

  • ハラハラ、ドキドキ、の連続。
    いろいろな人物の心の中を自在に出入りしていた語り手が、時々、顔を出し、ハッとした。
    鬼平の父の隠し子とは…なんとも、味のある、というか、奥行きのあるドラマだ。

  • 鬼平の妹、お園!良いキャラが出てきたのに残り1冊となっちまったなぁぁ。小柳さんも良かった良かった。

  • 平蔵の腹違いの妹が登場。

    もっと続きをよみたかった。

    池波先生・・・

  • ここにきて腹違いの妹登場!

  • 最初からええ!こんな展開?!と驚いた。

    おまさの今後が少し心配に…
    好きなシーンは小柳はじめ左馬之介や辰蔵が飛び出してきて活躍するところ。

    大好きな小柳さんが…いや、良かったんです。好きな人が幸せになってくれれば。

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著者プロフィール

1923年東京浅草生まれ。60年「錯乱」で直木賞受賞。77年「鬼兵犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の三シリーズで吉川英治文学賞を受賞した。90年没。

「2017年 『西郷隆盛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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