蝶の戦記 下 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2001年12月7日発売)
3.62
  • (15)
  • (28)
  • (45)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 299
感想 : 14
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784167142780

みんなの感想まとめ

戦国時代を舞台に、織田信長の勢力拡大とそれに対抗する“杉谷忍び”の奮闘が描かれています。主人公の於蝶は、信長や浅井家に潜入し、義を貫く姿勢が印象的で、彼女の仲間たちも全滅覚悟で姉川合戦に挑む様子には心...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 下巻読了。

    織田信長が破竹の勢いで勢力を拡大する一方、於蝶の属する“杉谷忍び”は、昔からの主筋に義を通して“打倒、信長”の為に奔走しますが(於蝶も織田家や浅井家に潜入)、身内から織田方に寝返る者もいて、すっかり弱小世帯になってしまいます。
    織田軍VS浅井・朝倉連合軍での姉川合戦で、全滅覚悟で戦に臨む杉谷忍び達の姿には胸が熱くなりました。

    因みに、この話は忍者小説三部作、第一弾との事。第二弾、第三弾も読んでみようと思います。

  • 忍者ものは初めて読んだ気がするが、剣客ものに劣らず面白さを感じました。

  • 池波正太郎らしい娯楽時代小説。あまり深く感情移入することなく、サクサク読める。

  • 上巻は川中島の戦いを舞台だったが、下巻は浅井・朝倉と織田の姉川の戦いが舞台。
    小さな組織である杉谷信正率いる杉谷の忍びたちが信長の首を獲らんがために暗躍し、躍動感あふれる一冊。

  • 敗者の美学

  • 忍者物が好きで蝶の戦記が傑作という評価を聞き、上下巻読み終わった。
    歴史小説にはある、歴史的背景や人物相関の説明などが多く、歴史物が得意な訳ではないので読むのに忍耐力が必要だったが、面白かった。
    呪文を唱えるような妖術や忍術を使うのではなく、情報収集や暗殺のプロとして忍術を使う技術者集団をしっかり描いてくれる池波作品の忍者が好きだ。

    本作品は女忍び、いわゆるくノ一の於蝶の生き方を描いている。他にも池波正太郎の忍者物は読んでいるので、知っている名前が出てきたりすると嬉しくなる。戦国の時代、うつりゆく時代に上手く順応する忍びもいれば、昔からの主人の為に誇りをもって働く忍びもいる。
    只でさえ、くノ一の一生は厳しく儚いものだったりする訳だが、そんなくノ一としての一生を懸命に生きる於蝶が可愛く、したたかでとても良かった。

  •  池波正太郎「蝶の戦記」(下)、2001.12発行。女忍び於蝶の物語。上杉謙信、脳出血で49歳で没。辞世の句「四十九年一睡夢 一期栄花一盃酒」

  • 歴史の描写が素晴らしいです、浅井長政と織田信長の戦にこれだけのドラマがあったとは。また、忍び働きもおもしろいです。特に、おばばさまがかっこ良すぎて引き込まれました。

  • ★★★★☆
    下卷杉谷家依附的觀音寺家面臨危機,杉谷忍者昧於時流面臨滅亡邊緣,在姉川會戰中進行最後的一戰。
    以女忍者為主角的小說,寫得相當有說服力,閱讀感也相當松愉悅,是相當好的一本忍者作品集。

  • 忍モノ
    於蝶の杉谷忍として活躍していた頃の話

    於蝶が魅力的な人物ですので この忍シリーズは楽しく読めます^^

  • 下巻では織田信長を主軸に、浅井・朝倉との姉川の戦いにおける、お蝶ら杉谷忍びの者による「信長暗殺計画」の遂行過程が描かれている。
    お市の方らの政略結婚により、良好であった織田信長と浅井長政の関係がナゼ崩れ、戦い、滅ぶこととなったのか、小説ではあるがなるほどと思わされた。
    お蝶シリーズの第2弾へは、機会があれば読み進めたいと思う。

  • 織田信長、浅井長政らの屋敷に侍して、機をうかがう於蝶の、六年前、どことなく少女めいた硬いふくらみに引きしまっていた肉体は、どこも成熟しつくしている。(大好きな上杉謙信公のために…)常人ばなれした女忍者の秘めた女心と香りたつ生命が、戦場に魅惑的な光をなげかける。人気を博した忍者小説三部作、第一弾。


    2008.5 読了

  • 上杉謙信と武田信玄の川中島の戦い、浅井・朝倉連合軍と織田軍との姉川の戦いを通して、甲賀の杉谷信正のもとで活動する於蝶の活躍を描いてます。

全13件中 1 - 13件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池波正太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×