猿飛佐助 真田十勇士 (文春文庫 柴錬立川文庫 1)

著者 :
  • 文藝春秋
3.45
  • (13)
  • (23)
  • (44)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 200
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167143015

作品紹介・あらすじ

猿飛佐助は武田勝頼の落し子だった。戸沢白雲斎に育てられ、忍者として真田幸村の家来となり、日本中を股にかけての大活躍。美女あり豪傑あり、決闘あり淫行ありの大伝奇小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2016/7/21読了。
    最近、読むと考え込んでしまう本を読むことが多いような気がして、余計なことを考えずに済む娯楽小説を読もうと思った。荒唐無稽な忍者小説なんかどうだろう。
    そうなると山田風太郎忍法帖かニンジャスレイヤーの出番だが、山田風太郎は不戦日記の作家だし、ニンジャスレイヤーは格差社会を告発するプロレタリア文学だし、読んでる間はともかく読んだ後でやっぱり余計なところへ連想が飛んでいきそうな気がする。
    柴田錬三郎は眠狂四郎シリーズをよく読んだものだが、あの反骨ニヒリズムなら飛んで行っても安心だ。ニヒリズム、よいではないか。当節もっとも得難いものだ。……おっと、また余計なことを。
    さて、本書。期待通りの荒唐無稽で愉快な忍者小説。昭和の娯楽小説のレベルの高さを堪能。満足した。

  • 猿飛佐助は武田勝頼の子、霧隠才蔵は毛唐人、三好清海入道は石川五右衛門の一粒種、奇想天外な設定。忍術、妖術ありの娯楽もの。

  • 「真田幸村」の方に感想書いた。

  • 猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海入道などなど、忍びの一冊。

    戦闘場が少なく、随分と放蕩具合が多い。これが、痛快劇なのだろうか。

    がっかり感は否めないが、こんなにも日本語があったのかと言うことに改めて驚かされた。
    慣用句、四字熟語、単語、漢字、と。
    物語の内容よりも、そちらの方が勉強になりました。

  • 佐助の生い立ちと幸村に仕えるまでの話が軽くあって、それ以降佐助や幸村に関わるさまざまな人物の話がオムニバス的に続きます。そのため、佐助と幸村の出番は多くはありません。でも、美貌の智将幸村と、矮躯だけれど優れた忍者・佐助のキャラクターには魅力がありました。主従関係という目で見ると、言葉少なな幸村の唐突な命を二つ返事で引き受けて難事もするりと成し遂げる佐助、というやりとりに、信頼関係が現れているように見えました。随所に現れる佐助の態度からも、主を慕う様子が見て取れます。

  • 初めて読んだ柴田錬三郎作品。独特の文体と難しい言葉に多少戸惑ったが、これはこれで味がある文章だった。内容も奇想天外で面白かった。

  • 猿飛佐助がかの武将の孫って;いろんな意味で荒唐無稽という感じです。ここの幸村カッコよすぎw

  • 久しぶりにこういう本読んだなぁ。
    なんか凄い妖術と、昭和の時代劇エロ。フェミニストが憤死しそう。
    色んな人物が替え玉だったり別の父親の子だったり。
    真田幸村が秀麗極まりない怜悧な知将で、佐助は短躯の背中にコブがある善良は男で、武田信玄の孫。
    とりあえず真田幸村編も読んでみよう。

  • ちょっと文体が苦手かもです。
    続きのようなもので真田幸村バージョンのもあるのですが、
    そっちには手をつけませんでした、ごめんなさい。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1917年岡山県生まれ。慶應義塾大学支那文学科卒。在学中より「三田文学」に作品を発表。1951年「イエスの裔」で直木賞受賞。1956年創刊の週刊誌に「眠狂四郎無頼控」を連載、ニヒルな剣士と円月殺法は剣豪小説ブームを呼ぶ。1970年『三国志 英雄ここにあり』で吉川英治文学賞受賞。伝奇小説の醍醐味を堪能させる作品を多く残し1978年6月逝去。代表作に『赤い影法師』『岡っ引どぶ』『真田幸村』他多数。

「2015年 『レジェンド歴史時代小説 江戸っ子侍(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柴田錬三郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
司馬遼太郎
和田 竜
有効な右矢印 無効な右矢印

猿飛佐助 真田十勇士 (文春文庫 柴錬立川文庫 1)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×