ペット・セマタリー(上) (文春文庫)

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 662
感想 : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167148034

作品紹介・あらすじ

都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子どもの一家。だが、家の前の道路は大型トラックがわがもの顔に走り抜け、輪禍にあう犬や猫のためにがあった。しかも、その奥の山中にはおぞましくも…。「あまりの恐ろしさに発表が見あわせられた」とも言われた話題作。

感想・レビュー・書評

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  • ホラー系のお話は苦手なので、この作品も私の心には全く引っ掛かることのない類いのものだったけど、海外ホラー好きの妹に映画へ誘われて観に行きなかなか興味深い内容だったので原作を購入。翻訳が頭に入ってこないため海外文学には苦手意識があり、これも最初は思うように読み進めることができなくてもどかしかったけど、いつしか物語にどんどん引き込まれていって、気付いたら下巻まで一気読み。
    上巻は穏やかな日常の描写が多いけど、一方で未来に確実に起きるであろう何か不吉な予感を漂わせながら進んでいく。下巻まで読み終えた今、凧揚げのシーンがひどく懐かしく、鮮やかな美しい思い出として甦り胸が締め付けられる。
    ルイスは一体どこで道を誤ってしまったのか。どこかのタイミングで引き返す手段はなかったのか。愛が故の悲しい結末を知ったからこそ、この上巻全体に散りばめられた家族の思い出の数々がより一層輝いて目に映る。辛い。

  • 引っ越してきた家の庭から通じる、ペットの埋葬所。
    更にそこを先へ進むと先住民族が作ったと言われる墓地があり、そこに亡くなったペットを埋めると生き返り戻ってくると言われていた。
    初めに可愛がっていた猫が、次に息子が亡くなり、その「場所」に魅入られた主人公はだんだんと狂気に走り、遺体を抱いて埋めにゆく。
    幸せだった家族との時間が、その後襲う不幸を際立たせ読んでいて辛かった。
    遂に「その場所」に支配され次々と死者を埋めにゆき、自分を見失ってゆく主人公。
    独り、正気のまま残された娘はどうなるのか・・・それが気になった。

  • 所々、脱線があり読みづらい部分もあるが、キングの世界観にあっという間に引き込まれる。
    ホラーではあるがキングらしい人間の悲哀、愛の物語。
    これを読むと、毎日を大切に生きようと思える。

  • 2020年に公開された映画は内容がだいぶ違うね!!!!!!

  • 内容
    都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子どもの一家。だが、家の前の道路は大型トラックがわがもの顔に走り抜け、輪禍にあう犬や猫のためにがあった。しかも、その奥の山中にはおぞましくも…。

  • 一昨日突然思い出した。最初のキング、全然救いがなくて切なくて美しくておぞましい結末(と言えるのかすら微妙な)は喉にひっかかる魚の小骨どころではないうっとおしさで私の脳裏にひっかかり以後キングは「読むのに莫大なエネルギーを払わされるのに読んじゃう作家」となる。なんという救いようのない話。しかし、キングの作品を評して後味の悪さを売りにしてると言う人には何を読んでるんだ貴方(何も読んでないでしょ)と、私は言う。

  • 幸せそのものの若い夫婦、自然に囲まれたメイン州の田舎町、チラチラと見える主人公の心の闇。何かを隠している隣人…
    一体何が起こるのか、ワクワクさせる上巻ですが心理描写が非常に丁寧、悪く言うともっさりスローペース。

  • 最近スティーブンキングに再度はまってます。
    上巻はこれから起こるであろうことの、伏線がたっぷりと語られます。
    主人公の子どもと妻との幸せな生活、通りの向こうに住む良き老夫婦、ペット霊園にまつわる話...
    下巻で何か起こりそうな雰囲気プンプンで終わるので、幸せな暮らしが語られれば語られるほど、この先の展開が怖いです。キングであればジェットコースターのように、上巻のストーリーを回収しながら下巻を展開していくんだろうなあ。楽しみです。

    ところで途中途中でる地名のデリーや狂犬病の話は、他作品とつながってるのかな。

  • 海外文庫に不慣れでマイルやフィート、華氏といった単位に苦しみながら読破。

    ミストではカルト的信仰を持つ人物が状況を混乱させていったが、もしもルイスがそのように信心深ければ悲劇は免れたのだと思うと皮肉。

  • 猫を飼っているものとしては、チャーチが可哀想だ。
    日常の平和と不気味さのギャップが秀逸だ。
    下巻が楽しみ。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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