- 文藝春秋 (1989年8月17日発売)
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感想 : 66件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167148041
作品紹介・あらすじ
都会を逃れてメイン州の片田舎に越してきた一家が、ペットの墓場で体験する恐怖。
みんなの感想まとめ
家族愛と喪失をテーマにした物語は、ペットの墓場を舞台にした恐怖と切なさが交錯します。愛する者を失った際の人間の弱さや、どうしても戻りたいという願望が引き起こす悲劇が描かれ、読者はその苦しみを共感せざる...
感想・レビュー・書評
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かなり怖いですが、切ない話ですね。家族を愛するがゆえに、「どうなるか分かっているのにやってしまう」行為だと思う。ペット霊園の先にある、死者を甦らせる墓。死んでしまった愛する人には誰でも会いたいし、しかもそれが死んだばかりとなれば、甦らせようとするのが人だろう。たとえ別人になって甦る、と言われようとも。結果、とんでもない悲劇ぐ待っているのだが…。
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上巻から転じて下巻は一気に話が展開。
ルイスそれあかん、の連続。
それやっちゃうのはわかるけど、予想より上行く悪い結果がついてくる。
読んでいて辛い...救いがない最後。
苦しくなったけど、読むのが止められず、
ああ、なんて読後感。
誰も悪くないのに...なんで家族の幸せは差し出されてしまったのか。
特にエリーの今後を思うとたまらない。
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下巻の冒頭で起こった悲劇は非常に痛ましく、裏表紙で触れられていたため展開に驚きはなかったものの、それ自体には何の予兆もなかっただけに衝撃が強い。転じて、それ自体が幼児のいる家族のリアリティでもあり、その不幸の事故こそが恐怖の源泉でもある。
蘇りの力を持つペット用の墓地という設定に留まらず、土地にまつわる忌まわしい呪いの物語という膨らませ方は上手い。加えて、指向性のない真の邪悪には人間の善意すらも容易く汲み取られてしまう。愛する者の死に対してできない納得を弱さと断じるには残酷ではあるのだが、そこから目を背けた結果としてより残酷なしっぺ返しが起こるというのは非常に忌まわしく、物悲しい。キング作品に通じるテーマとして「信じる心」があるわけだが『猿の手』の翻案だけあってそれを逆手にとった怪作である。そして蘇りが失敗したその瞬間に、抱いていた思い出すらも漆黒に塗り潰されてしまう。その代償は非常に重く、個人的にはクライマックスにもう一捻り欲しいなとは思いつつも後味はかなり悪く、その不幸な一連の事件が忌憚として語り継がれていき、いずれ怪談と成り果てるという意味では一級品のホラーであると思う。 -
ゲージの葬儀からレーチェルが実家に帰るまでの間が死者を生き返らすことの道徳観を考えてしまいました。凡人な私はミクマク族の埋葬地に行かないで欲しいと思いながら読み続けましたが、最後はさすがスティーヴン・キングという展開になっています。
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愛しているからこそ、取り返したい。その方法はもう自分の手の中にあったのなら、私はやってみたいとの誘惑に負ける気がする。知らなければ、ひたすら嘆くばかりだったのだろうか。
進んだ先には、もっともっと辛い現実が待ち受けていたのだけれど、この弱さを責めれるほど私は立派ではない。 -
映画を先に観ました。ペットセメタリー2019。
結論から言うと、全くの別物です。
内容も結末も全く別物。
映画は、やはり時間の関係や映像として見せるうえでは、あれで面白かったし、小説は、読み物として全く面白い。
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内容
猫のチャーチがひょっこり戻ってきた。腐った土のにおいをさせて、森の奥から戻ってきた。ならば、愛する息子ゲージが帰ってきてもいいではないか!愛していればこそ呪われた力まで借りようとする人間の哀しさ。モダン・ホラーの第一人者S・キングが"死"を真っ向から描ききった、恐ろしくも哀切きわまりない"愛"の物語。 -
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アメリカのホラーは騒がしいなあ。
まるで映画を観ているような小説だった。 -
2025.9.4読了
正直、下巻はパワーダウンが否めなかった。特に後半の展開は完全に『シャイニング』の二番煎じ。亡霊ホテルをミクマク族の埋葬地に置き換えただけ。
キングの中では凡作の部類だと思う。
作品中言及されてた『猿の手』とか、日本でも『古事記』のイザナギとイザナミの神話とか(最近観た読んだ中でいうと『死国』や『鋼の錬金術師』)
“最愛のひとを復活させたらヤベーヤツきた!”は古今東西にあるジャンルなんですね。
生死の運命に逆らうと大体痛い目みるというか、、、
クライマックスは結構ヤケクソ気味の惨劇。ラストシーンはホラーコンテンツにおいてベタベタにみる演出でこれは逆にイイ!
あとは〈訳者あとがき〉にもあるけど、ルイスの心理モノローグめっちゃ多い、「オズの大魔王」は死のメタファーとかが読んでて思った感想かなぁ。自分にも子供がいれば、この小説をもっと切実さを感じられて読めたかも、、
キングのホラー作品は面白いが、読んでてあまりコワイと思ったことはない。『黒い家』(貴志祐介)のような人怖ジャンルのほうが恐怖を感じますね、個人的には。
キングでは『ミザリー』がそのジャンルなので読むのが楽しみです。
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映画は見たことないのでガチ初見。
あらすじは知っていたので構えていたけれどやっぱり悲しくてつらくて恐ろしい話でズシンとなるやつだった…。
一晩経ってこうしてまた感想を書いているんだけど、眠る前に話の重さがボディーブローみたいに効いてきてベッドのなかでおいおい泣いてしまった。
わたしの読むスピードが基本亀だから読了まで時間かかっちゃったのですがわりと短めのお話だったなって体感。それでもあんな泣いてしまったのってクリード家が眩いくらい幸せだったときをあまりに美しく描写していたせいだったし、キングの濃厚な筆致がキャラたちを隣人みたいに近くに感じさせてくるからじゃないかなって思う。父の面影を見せながらもかけがえのない友人としてのジャド、最初は神経質で苦手だと思ったレイチェルも読み進めていくうちに彼女のトラウマに寄り添えるようになっていく。チャーチやゲージ、それにエリーにしても。
あの場所が悲劇を誘発し引き寄せる力を持っているとしても残された子がいるんだ、その子のことを考えろって再三お話の中で言われてたのにそれでも抗えないほど愛しい者に会いたいって気持ちが悲しいくらい厄介。正直、エリーのことをあまり考えたくない。悲しすぎて。
しばらく思い出すたびに泣けてくるかもしれん。 -
映像では怖くて観られないけど、ストーリーは楽しみたいって人にはオススメです
文字なのでトラウマになるような恐怖はなく、単純にアメリカンなホラーを楽しめる -
「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃなく」
……ていう、主人公の同僚の台詞。「信じるのが宗教で、疑うのが科学」みたいな事を予備校時代、講師の誰かが言って、この ”doubting Thomas” のエピソードを連想したが、光栄な事にキングも同じ事を考えたらしい。そういえば、医師である筈のルカは『キリストの変容』のエピソードでも、神がかった少年の症状を癲癇発作と記述していない。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/781904 -
上巻の感想にまとめた。
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著者プロフィール
スティーヴン・キングの作品
