- Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167148065
感想・レビュー・書評
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映画よりグロいです。映画程度のグロでは物足りない方、どうぞ。
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#読了
#日本怪奇幻想読者クラブ
ミザリー / #スティーブン・キング
雪道で事故を起こしたベストセラー作家ポール・シェルダンを熱狂的なファンの女が監禁、自分の為に作品を書かせる。監禁、拷問、洗脳、ほぼ一室で成るストーリーながら生々しい痛みの描写や作中作品で飽きること無く読めました。映画も近々観たいと思いますが、個人的にキングの中ではあまり好みではなかったかも。 -
だいたいホラーは苦手だ。小さな頃から怪談めいたものやグロテスクな描写は嫌いだった。
これは流行作家が、交通事故の結果、わたしこそあなたの一番のファンと自任する中年女性に捕らわれて、その一人のための小説を書かされる話。
キングだから、設定やプロットは十分寝られていて、逃げようにも逃げられず、どんどん痛めつけられていく様子が、克明に描写されていく。
やはりわたしは、このての話しは苦手だ。
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すごく良かった。文字だけでこんなに恐怖させられたのは後にも先にもこれきりだろうな。ポールの心情が痛いほど伝わってくる。特に人間の生理的欲求の波の押し寄せを競馬に例えるのは天才だと思った。場面の臨場感が高く、ドキドキしながら読んだ。アニーがとても恐ろしく、私もファンとしての在り方を今一度考えさせられた。ポールが今までで一番良い小説を書けたのは皮肉にもアニーのおかげであり、「女神」として彼女がポールの中に残り、彼を呪い続けるのが印象深かった。ポールが今置かれている状況が、段々と小説の内容に影響してくるのも面白い。
タイトルの「ミザリー」通り、悲惨な結末で終わるのだろうかと思ったが、それなりに救いある良い結末で終わってよかった。やっぱりそう来なくっちゃね。 -
アニーの不在時に、部屋を探検する時はなんともスリリング。ハラハラドキドキさせられっぱなしなのですが、ハラハラドキドキおぉぉセーーーフ。ではなく、容赦なくポールが痛めつけられるので、不憫で見てられません…。
分厚い長編で自我をどんどん削り取られる恐怖が描かれていて、いざチャンスが訪れた時、(いけいけー!今だ!ってならない。)私の心もポッキリ折られていることに気づかされる恐ろしい小説でした。
映画は未視聴でしたので、機会があれば見てみよう。 -
キングの非超常現象ものだけど、恐怖感は相当強い。映画より展開がえげつない。痛い、恐い。
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アニーの狂気とポールの葛藤が手に汗握るストーリーだった。
アニーが夢に出てきそう。