IT(3) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1994年12月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784167148096

みんなの感想まとめ

自己と向き合い成長する子どもたちの姿が描かれた本作は、ホラーでありながら青春群像劇や冒険小説としても楽しめる作品です。友情や信頼、チームワークを通じて勇気を得て恐怖に立ち向かう少年たちに感動を覚えます...

感想・レビュー・書評

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  • 第3巻
    ITとの対決を通して、7人の子どもそれぞれが自己と向き合い、自身の持つ問題と対峙し成長していく。
    ホラーだけど
    青春群像劇でもあり、冒険小説でもある。
    友情、信頼、チームワークによって、勇気を得て恐怖心に打ち勝とうとする少年達の姿に感動を覚える。
    人の心を丁寧に描き出し、成長や再生を感じさせる筆力が、私がキングの好きな所なんだと思う。
    アメリカの田舎の市井の人々の考え方や暮らしを赤裸々に表現している点も興味深い。
    暴力やいじめ、貧困、差別は想像以上に酷い。ここからどのように生きていくのかも焦点になっている。

    ITの正体がチラチラと見えてきた。
    さあ、いよいよラスト第4巻へ。結末はいかに?

  • さあ、いよいよ最終決戦へ…!

  • 2025.9.21読了

    本書後半では、いよいよitとの直接対決(少年期版)が繰り広げられる。
    そのほか、ブラッドレー・ギャングの虐殺、石合戦、エディの持病の秘密など読みどころとアクション満載の3巻目。

    この巻の途中、まだ世界が狭く社会的成功や地位の差もない仲良し子供グループゆえの、無邪気なユダヤ黒人差別的なシャレに大人がぎょっとするシーンがある。
    こういう描写をはさむことで、子供時代をより立体的でリアリティのあるものにしているその上手さは、さすがスタンドバイミーの作者の面目躍如といったところだ。

    itと対決時に掲げられることになる少年マンガやジュブナイル小説、映画では定番ドグマである“信じる力”(大人には失われがち)もここまで紙数を費やされるとやっぱ説得力がでてくる。

    バトリック・ホフスタッターがitの餌食になる場面は、過去のモンスター・パニック映画のオマージュが連想され(とくに『スクワーム』に似てる!)、さすがその分野にも造詣の深さが感じられる。

    ちなみに、このホフスタッターがまた、読者が「こうなっても、ま、いいかな」と思わせる鬼畜キモキャラ設定なので、キングも安心して残虐描写に腕を振るうことができたのだろう。(被害者が子どもなので、一応エクスキューズが欲しかったのだと思われる)

    冒頭「三人の招かざる客」の章を読んで、今さらコイツら出てくんの?あと1巻しかないよ話まとまります?と心配になったが、どう絡んでくるんでしょう。

  • ペニー・ワイズはそれぞれの悪意や憎悪、トラウマの形をとって襲いかかる。黒人や同性愛者へのフォビアが、キング流筆致で描かれる、映画よりも露悪的に。映画2本目でドランがITに惨殺されるゲイ青年役を演ったのが、今更やっと政治的な意味を帯びてくるような、1985年編の幕開けとしてかなり重要な配役だと気付いた。最終決戦へ。

  • エディの骨折の章を読むのが精神的につらかった。エディと母親との関係が最も深刻に感じる。自分の居場所を息子に求め、そのためなら息子の自由を奪うことも厭わない姿は醜悪だった。彼女がこうなった理由は夫を失ったことがきっかけだった。
    ヘンリーは父親の影響で差別心と暴力が絡み合って暴走し、なぜ父親がこういう人物なのかといえば戦争に行ってから変わったのだという。
    こういった人物描写が素晴らしい。何を考えているか、どんな過去があるのか、ひとりひとり掘り下げていくことで物語に厚みが増していく。
    クラブハウスで儀式を行った際に見たITは意外だったが、最終巻で更に明らかになるのだろうか。ほかの登場人物像は詳しく明かされているのだから、ITにも、外から来ただけではない何らかの説明や理由を求めてしまいそうだ。

  • ITの群体?
    本体は何だ、不定形なのか?
    正体について一応の説明するのだろうか…

  • 2024/05/08

  • 3/4にしてクライマックス。7人の主人公もさることながらいじめっ子ヘンリーの闇がいい。ただ確実にITが正体不明のモヤモヤで終わる予感。

  • 2021.7.17
    青春だなあ、、
    石合戦のとこ大好き。

  • 4巻でまとめて書きます。

  • キング、書き込む、書き込む(笑。面白いねぇ?。最終巻へGo!

  • グロテスクな描写がかなり増えたように感じました。
    じわじわとくる恐怖ではなく、完全に目を背けたくなるような恐怖でしたね…。

    でも、これまでの巻に比べ、はみだしクラブの回想でワクワク感とドキドキ感が多かったと思います。
    Itとの対決ももちろんですが、ヘンリーたちとの石合戦やマイクとの出会い、エディの骨折など見どころはたくさんでした。

    今更ですが、はみだしクラブの面々は、かなり精神年齢が高いと思いました。
    それが『はみだし』である事と、Itとの対決という役目に何か関係があるのかな?
    ちょっと謎ですが(笑)

  • 精神病院のベッドで、男がむっくり身を起こし、月からの邪悪な声に耳を傾ける。いまデリーでは、あらゆる狂気が目をさました。それに対抗するには、みんなの記憶を繋ぎあわせ、ひとつの力とすることだ。(e-honより)

  • 言葉遣いが悪すぎて辛い。
    そういう文化だから仕方ないと思うしか。
    悪役に相当する人物が非常に気持ち悪い。生きてる人間である分、itより性質が悪いとも言える。
    性的な気持ち悪さも大きい。

  • 結構エグい。トムがケイを襲うとことか、ブラッドレー・ギャング事件とか、パトリック・ホックステッターのヒルのエピソードとか。
    単発のエピソードの積み重ねで、前後関係は割とどうでもいい感じ。はみだしクラブのメンバーがみんなかわいすぎる。
    ヒルのエピソードは映画では削られていて残念。ベヴァリーのパチンコもキャラ萌え要素だったけど、これも削られていた。
    エディが大人になっても喘息を克服できなかったのって、喘息を表面上信じる代わりに仲間と付き合うことを認めさせたからってことなのかな。
    スタンが普通なのがなんかうれしい。大人編で脱落してしまうし、映画だと子供編でもすでに一歩引いてる雰囲気があった気がしたので。でもそれは、勇気が足りないのではなく、超常的な物への本能的な恐怖感が人一倍敏感だからだったんだなと理解した。
    仲間内で、女性、黒人、ユダヤ人等への差別が全くないのが、優等生的ではあるがとても気持ちよく読める。作者本人の思想は知らないけど、彼らの主観や、彼らを他のメンバーが自然に受け入れる様子を違和感や押し付け感なしに描けるのは、想像力の豊かさってことなのかなと思った。

  • 長い。。。

    映像化する時は有難い量の情報なのだろうか。。
    映画の方が楽しそう。。

  • アンディ・ムスキエティ版映画の作りの巧さにつくづく敬服させられる。
    読んでいる間のこのワクワク感、少年期のキラキラ感を上手くまとめ上げて天晴れ。

    少年期もクライマックス、最終決戦へ期待値アップ。

    ささ、次巻へ。

  • 怒濤の三巻目。

  • 再会を果たした「はみだしクラブ」の6人は失われた記憶を徐々に思い出し、繋ぎ合せる。

    〈荒れ地〉でのヘンリー一味との石合戦対決でマイクが仲間に加わり、「はみだしクラブ」の輪が完成する。まるで運命に定められていたかのように。

    27年前、ビルたちはどのようにしてITと対決するに至ったか、85
    年と58年を行き来しながら進行する物語は、ますます緊張感を高めていく。もう、後戻りは出来ない。ビルたちも、わたしたち読者も。

    というわけで夜に日をついで読みまくる。
    べヴァリーの美しさは圧巻!

  • ITの正体を考える上で、「大人には見えない」というところが非常に気になった。
    子供から大人へなる過程でなくすもの?そういった何かが実体化し、子供を殺す?大人になられると困る?
    単なる猟奇的な、幽霊の類であればそんなことは考えられないが、「実態を見た」などの表現も出てきている。

    子供のころの故郷に戻ることによって、今大人になっている人もその時の憧憬を思い起こし、心情に変化を与える?=子供に戻っている?

    と、ITの正体を考えながら次巻、最終巻に期待。


    エディの骨折の章は良かった。何か克服の過程が書かれている感じで。こういう経験を子供から大人にかけてみんな経験する。「大人がいつも正しいわけではない」と気付く。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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