トミーノッカーズ (下) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1997年5月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (672ページ) / ISBN・EAN: 9784167148140

みんなの感想まとめ

刺激的な展開と緊張感に満ちた物語は、読者を圧倒するような迫力を持っています。下巻は上巻とは異なり、疾走感がありながらも、想像力をかき立てる光景が脳裏に広がります。グロテスクでありながらも引き込まれるス...

感想・レビュー・書評

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  • アルコール依存と原発事故の寓話。正直な話、設定は面白いもののストーリーテリングとしてはやや微妙だった。と、いうのも街の異変に気づく極少数の人々(老人のエドや警察官、新聞記者など)が街に調べに来て、結局ミイラ取りがミイラになって殺されるいうパターンは一度ならいいものの複数回繰り返されるのは流石に食傷気味になってしまった。その間、主人公のガードナーもほぼ酔い潰れていて頼りなく、そのガードナーをボビが中途半端に生かしているのもあってか緊迫感もさほどなく、行動によって対処していくわけでなく、事態がただ悪化していく様を眺めさせられたなという印象が強い。物語が能動的ではなく受動的なのである。

    しかしながら、この後編で唯一良かったのはボビの姉のシシィであり、モンスター級のカスクレーマーでキャラクターとしてあまりにも濃すぎたしそこの部分の描写だけはぶっ飛んでいて非常に良かったと思う。突然変異のニンジンのようなバイブにはめちゃくちゃ笑ってしまった。

    クライマックスはボビとの対決を終え、光線銃片手にトミーノッカーズたちから逃げつつUFOを飛ばす大立ち回りを演じるが、この展開に至るまでがあまりにも遅すぎた気も。ただ、この後の政府や軍隊による後始末をしっかり描くあたりがキングらしいなとも感じるし『デッドゾーン』に出てきた新聞記者やデリーで感じた『IT』のペニーワイズの気配。『ファイアスターター』の政府機関である店(ショップ)など、他作品とのリンクも多く、キングワールドのSF一大事件としてはかなりの規模だったと思う。

  • トミーノッカーズを読み終えた
    この文庫本版の初版が出た1997年に宮脇書店で購入してから、ゆうに22年経っとる…
    家でストックしてから読み始めたのはいつだったか覚えているはずもなく、でも足掛け20年はかかったんやと思う…

    上巻の感想は…前半もう覚えてない
    下巻の百うん頁からこの5月に再開、読み終えることができた!
    物語概要はなんとか理解して記憶してたけど、登場人物は多いし、色んな場面があって、正直読むのが苦痛だった
    第三部からの怒涛の展開でガンガン読み進められた

    キング作品によくある緻密で迫力ある展開が、やっぱり読みたい、続きを知りたいという欲求が押し寄せてくる
    されど足掛け20年の読了はいくらなんでも長過ぎた
    疲れたよ、疲れ果てた…
    次は何読もうとかなと考える自分がいるが

  • 上巻同様紙面に対する文字バランスの悪さに辟易しました。
    あと物語の進行も速くないし、なんというか読むのがしんどかったです。

  • これは結末が本当に救えない作品。
    どうしてこうなったの?と本当に聞きたいぐらい。
    うそでなくて。

    やはりある人は物語の鍵となりました。
    だけれども、その結末も
    グッチャグチャのドロドロの展開を
    きれいにするものとは遠いものでした。

    ただし、本当のラストだけは救いかな。
    そう、鍵の人が望んだ
    ある種の救済は
    本当の最後で果たされたので。

    正直、ドリームキャッチャーとかのほうが
    おもしろかったです。
    他の人が言うようにSFには向かないです。

  •  上巻のテイストとはまた違う下巻の疾走感。
     いやあ……きつかった……。

     脳がテキスト型の自分には珍しく、本から想像される光景が脳容量いっぱいにふくらんで、素でSAN値が減りました。キングものはこれだから。
     面白いとか楽しいとかをすっ飛ばして劇薬だった。グロかったしキモチワルかったし惹きつけられたし夢中になったけど、……も、もうこのテの刺激は勘弁させてください。極彩色のストーリー展開がつーらーいー。

     納屋の中もアレだったけど、“進化”の推移がもう。耐えられないと思う感性すらマヒしている様子がオソロシイ。

     話の流れ的には、ああまあそうだろうなという大枠をなぞっているものの、細かいところでうわーぎゃーっえーそうなるのー、という展開がちょこちょこと。
     読み返す気にはちょっとなれないのですが、本の内容は当分忘れられそうにないです。どうしてこう容赦なくどぎついんだ。

  • 090123〜090209読了

  • 未読

  • 自販機が飛んで追っかけてくる所が怖いです。

  • 私はダメ親父に弱い。
    この作品、ダメ親父がなんとか事態を良くしようと思い、けど思うだけで行動は伴わず、それでも最後にはなけなしの勇気を奮うという自分のツボを突く作品でした。
    ザ・ショップとかITとか、過去のキング作品からもゲスト出演的なものがあったり。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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