青玉獅子香炉 (文春文庫 ち-1-4)

  • 文藝春秋 (1977年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167150044

みんなの感想まとめ

歴史的な出来事と人間の推理が巧妙に絡み合った物語が展開される本作は、短編5篇から成り立っています。その中でも中編の「青玉獅子香炉」は、辛亥革命後の中国を舞台に、主人公・李同源が宦官の依頼で模造品を作る...

感想・レビュー・書評

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  • 年輪のない木、太湖帰田石、小指を追う、カーブルへの道、青玉獅子香炉の5篇。青玉獅子香炉が中編で他は短編。青玉獅子香炉の歴史的出来事と人の推理ものの融合はいい。他の短編も推理小説として面白い。カーブルへの道では、ISに破壊されたバーミヤンの大仏がでてくる。詳しく叙述しているが作者の実地取材か、資料から書いたのか。

  • 「年輪のない木」「太湖帰田石」「小指を追う」「カーブルへの道」「青玉獅子香炉」の短編 5編

    タイトルの青玉獅子香炉ももちろんおもしろかったですが、ほかの作品もぞくぞくした。

  • 第60回直木賞。
    辛亥革命後の中国が舞台。
    主人公・李同源は宦官の依頼で「青玉獅子香炉」の模造品を作ることになる。本物はすでに売り払われてアメリカにあるという。
    香炉は本物以上の出来で完成したが、日本軍が攻めてくるため、北京にある財物は南へ疎開することになった。同源は香炉とともに南へ移動する。
    終戦。日本軍は文化遺産を大切にした。損傷もなく保管されていた。しかし「青玉獅子香炉」はアメリカのコレクターに売り払われていた。

  • かなり興味深く読んだ。
    主人公の一生を考えると、とても感慨深く、
    いつまでも、いつまでも、心に残る。

  • 陳さんは短編も佳作の多い方なんですけれど、この話は特に面白かったです。日中戦争の時代の、故宮の文物の疎開を扱った作品なんですけど、追いつ追われつの緊迫感や、ただ文物を移動するだけでないドラマ性があって、興奮します。
    映像化しないかなー、といつも思ってるんですが。
    どこかでやってくれないかなぁ。

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著者プロフィール

1924年-2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』(日本推理作家協会賞)、『実録アヘン戦争』(毎日出版文化賞)、『敦煌の旅』(大佛次郎賞)、『茶事遍路』(読売文学賞)、『諸葛孔明』(吉川英治文学賞)、『中国の歴史』(全15巻)などがある。

「2018年 『方壺園 ミステリ短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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