- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167150068
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
『三国志』における私の推しは、何を隠そう、曹操です。
「演義」系でなく、正史寄りの「三国志」
、善玉悪玉の色分け無しの語り口が好きです。五斗米道の張魯の母・少容の視点がストーリーを立体的にしているな、と感じます。
第一巻は、黄巾の乱の前年(西暦183年)から、董卓による洛陽破壊まで。曹操の初登場は、29歳、騎都尉の地位にある頃でした。 -
BO20090513KM
-
(1983.01.19読了)(1982.10.31購入)
(「BOOK」データベースより)
乱世の幕開きを告げる黄巾の乱、曹操・董卓・呂布ら梟雄・智将の登場。正史『三国志』、『三国演義』の不備を卓抜な構想力で補完し、群雄並び立つ乱世を雄渾に描き抜いた、陳舜臣文学の偉大な達成。「三国志」の決定版。
著者 陳 舜臣
1924年神戸生まれ。
大阪外語大印度語科卒。
1961年、「枯草の根」で江戸川乱歩賞
1969年、「青玉獅子香炉」で直木賞受賞
1970年、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』により日本推理作家協会賞
1971年、『実録アヘン戦争』により毎日出版文化賞
1976年、『敦煌の旅』により大佛次郎賞
1989年、『茶事遍路』により読売文学賞(随筆・紀行賞)
1992年、『諸葛孔明』により吉川英治文学賞
1993年、朝日賞
1995年、「作家としての業績」により日本芸術院賞を受賞
日本芸術院会員 -
数多の三国志(って全部読破してるわけではないですが)の中でも淡々とした書きっぷりが心地よかったです。綺羅星のごとき豪傑もここではただのアホ。SF三国志「蒼天航路」と一緒に読むのも良いかも。
-
演義の悪影響を受けたくない人にはたまらない。可能な限り正史を採用しており、それでいて時系列がきちんとしている。だから歴史の勉強にもなる。特に、道教や仏教に関わる人たちがどのように乱世を生き抜いていたか、そのあたりが興味深い。反面、英傑たちのあらゆる戦いが八百長で片付けられているところが好きになれない。
-
支英さんかっこいいよ支英さん
-
神戸などを舞台とした作品です。