抗命 (文春文庫 た-2-2)

  • 文藝春秋 (1976年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167151027

みんなの感想まとめ

戦争の悲劇と軍の無責任を鋭く描いた本作では、インパール作戦における第31師団の苦闘が中心テーマとなっています。著者は、独断撤退を強いられた佐藤幸徳中将の視点から、戦局の混乱や補給の途絶、そして軍上層部...

感想・レビュー・書評

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  • 著者のインパール作戦4部作のうち第2作である。インパール作戦では、第15軍の第31師団、第15師団、第33師団、計3個師団がビルマからインドに侵攻した。第1作『インパール』では南部に侵攻した第33師団を描いているが、本作では北部に侵攻した第31師団(通称「烈」)の軌跡を克明に描いている。列師団と言えば、佐藤師団長による独断撤退であまりにも有名である。苦難の末にインパール北方のコヒマを占領し、インパールへの補給遮断に成功していた列師団がなぜ独断撤退するに至ったのか。この点については、皇道派であった第15軍牟田口司令官との確執に遡り、その牟田口司令官による無謀な作戦立案、当初から懸念されていた補給の途絶、司令部の支離滅裂な作戦指導などが挙げられる。そして本人のためと称して佐藤師団長を精神異常者に仕立て上げ、作戦失敗の責任を押し付けようと企図する軍上層部。著者が断罪するのは、戦後にまで続くまさにこの「無責任」にほかならないのだ。

  • インパールシリーズ2弾。<br />無断撤退した烈師団の佐藤幸徳中将が主役。

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