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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167151072
みんなの感想まとめ
戦争の悲劇と無謀な作戦が描かれた本書は、第二次世界大戦中のインパール作戦に焦点を当てています。日本軍の戦車第14連隊を中心に、指揮官の優柔不断や補給の軽視がもたらした惨状が詳細に記されています。特に、...
感想・レビュー・書評
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インパール作戦では、各師団の攻勢が次々と頓挫する中で牟田口司令官は頻繁に攻勢重点を変更し、それに伴い部隊は困難な長駆転戦を強いられた。山本支隊隷下の戦車第14連隊もその一つである。同連隊は、英軍が建設したタム=パレル道を利用してパレル方面に進出し、更に西進してインパールに突入する予定であった。しかし、待ち構えていた英軍陣地の頑強な抵抗を受けて前進を阻まれ、業を煮やした牟田口司令官が攻勢重点を山本支隊から第33師団に変更、戦車連隊は第33師団への転属を命じられる。それは、ナガ山系を迂回し、それでも3,000m級の山を越える約600kmの道のりであった。インパール南道を北上し、ようやくトルプン隘路口に先着したのは、捕獲した英軍のM3型中戦車に搭乗した第二中隊長中村大尉であった。日本の97式「チハ」中戦車ではM3に追いつけなかったのである。そして中村大尉の眼前に広がっていたのは、雨季で湖沼地帯と化した広大なインパール盆地であった。もともと性能において劣る戦車部隊は、身動きがとれないまま次々と撃破されていく。将兵の悪戦苦闘にもかかわらず、先ず用兵において、そして兵器の性能において、日本軍は英軍の敵ではなかった。用兵の拙劣さの根底にあるのは、牟田口司令官が度々口にした「英軍は支那軍より弱いのだ」という驕慢であったろう。まさに敗れるべくして敗れたのがインパール作戦だったのである。
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第2次大戦中の1944年3月から7月にかけ、インド北東部のインパールを巡る日英両軍の戦いにおいて全滅した日本の戦車第14連隊を主力とする戦車支隊ついて書かれた戦記(1987/08/10発行)。
本書は日本軍が実行したインパール作戦が、いかに無謀でズサンな作戦であったかがよく解ります。 食糧、弾薬など補給の軽視や、行き当たりバッタリで戦力の逐次投入、精神錯乱した指揮官などなど、日本軍のデタラメぶりが余りに酷く驚かされました。
重苦しさや多少の読みにくさは有りますが、読み応えのある本だと思いました。 -
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