斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 143
  • Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167151119

感想・レビュー・書評

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  • ヴィヨンの妻が読みたくて買った。やっぱり書き方が好き。そして今も昔も変わらないんだなとこの方の本を読んでいつも思う。どの時代も女は結果自立していくのだ。

  • どれもいいですね。人間を辞めたくなる素晴らしさ。ただ、太宰はメロスが好きだったのでしょうか。ひょっとすると、パロった?

  • 「富嶽百景」で山登りの太宰の服装が、あまりにも馬鹿者で、滑稽をとおりこして哀れ。でも井伏さんが「男は身なりなんか気にしない方がいい」って言ってくれて、わたしはほっと涙ぐんでしまった。井伏さん、やさしい。

    「駈込み訴え」イスカリオテのユダの苦しみを、のんき者のお前は知るまい。さて、来年この作品を地点(三浦基さん)はどう演るのだろう。「斜陽」「トカトントン」をあれだけ構築して、わたしの度肝を抜いた、地点。

  • 太宰の代表作品が納められている。

    「人間失格」などは誰もが知る作品であり、
    個人的にこの時代、この人物像にとても惹かれるものがあった。

    ただいくつか退屈な話もあり、
    また、漢字や言葉の言い回しが難しいことがしばしばあり、
    古典(と言えるほど古くないにせよ)特有の苦労する箇所があった。

  • とりあえず人間失格だけ読みました。だめな人だけど、どこでどうなるかわからないものだと思います。

  • 「駆け込み訴え」を初めて読んだ時、ああ、自分がここにいる、と思った。強すぎる憧憬。相手と自分が別々の人間であることすら許せなくなる。高校時代の私の墓標。たまに墓参りのつもりで読み返す。

  • 10代の頃,太宰治に傾倒し,読みあさりました。

    太宰治ほど才能がないため,太宰治のような生き方は出来ませんでした。

    走れメロス
    斜陽
    人間失格
    ヴィヨンの妻
    ダス・ゲマイネ
    満願
    富嶽百景
    葉桜と魔笛
    駆込み訴え
    トカトントン
    桜桃
    の順に読む事をお薦めします。

    なんの順序かというと、自分が読んだと思っている順序かも。

    世の中の幅の広さを知るための1つのものさしとして読み返しています。

  • 太宰治の代表作を11篇収録。
    半自伝的な作品が多い。

    教科書に登場した「走れメロス」を改めて読んでみると、かなりの良作であることに気付く。
    そして「人間失格」は心理描写が素晴らしい。
    共感できる点が多々ある時点で、自身もまた失格しているのかもしれない。

  • 収録作品
    ●斜陽
    ●人間失格
    ●ダス・ゲマイネ
    ●満願
    ●富嶽百景
    ●葉桜と魔笛
    ●駆込み訴え
    ●走れメロス
    ●トカトントン
    ●ヴィヨンの妻
    ●桜桃

    人間失格が読みたくて。
    これがタイトルになっている文庫本は他にも
    色々な出版社からも出ているけれど、これは1冊に
    その他の作品も多く載っているので、
    この本として、★4つ。

    人間失格を以前、読みかけて、最後まで読めずに終わり、
    このたび、10年ぶりくらいにもう一度読もうと読んでみた。

    年を取った分、すんなり理解できるのかと思いきや、
    またしても、全然理解出来なかった。
    これを読んで、感銘を受けて、生涯の本としたいと思える
    感性を持った人が羨ましい(皮肉ではなく)

    自分としては、収録作品の中では、
    斜陽が一番好きだったし、こちらの方が共感できる部分が多かった。
    特に、弟の気持ちには。
    落ちているときに読むと、引きずられそうで怖い部分がある。

    他には、富嶽百景も良かったな。文章が美しい。
    走れメロスも、教科書に載っていて何度も読まされたが、
    その時にはあまり好きではなく、感動もたいしてしなかったけど、
    話を知っているのに、読んでいて、ホロリとくる場面もあった。
    ヴィヨンの妻は映画になったので興味があったのだけど、
    これをどう映画にしたんだろうと、すごいな、と思った。

    全体的に、太宰治の生き方、考え方が作品に色濃く反映されていて、こんな風に考えながら生きていたのか、と思うと、
    自殺未遂を繰り返したというのも良くわかる。
    読んでいて、苦しい作品が多かった。

  • 太宰作品の有名どころを押さえるには、うってつけの一冊。人間の内なる描写の巧みさには圧巻です。

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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