斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 142
  • Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167151119

作品紹介・あらすじ

没落貴族の家庭を背景に、滅びゆく高貴な美を描く『斜陽』。太宰文学の総決算ともいうべき、小説化された自画像『人間失格』。ふたりの若者の信頼と友情を力強く表現した『走れメロス』など、20世紀の日本が生んだ天才作家の名作11篇を収める。奥野健男氏のくわしい年譜、臼井吉見氏のこまやかな作品案内と作家評伝付き。

感想・レビュー・書評

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  • この本は「斜陽」「人間失格」「桜桃」「走れメロス」など、この一冊を読めば太宰治作品をほぼなめることができるので、とてもおすすめ。

    私がもう少しだけ綺麗で、もう少しだけ根性があったら、太宰治と不倫してこの人に私のすべてを捧げて捧げて、どうしようもなくぼろぼろになってみたいな、と思ったのは中学生の頃。子供だ‥。

    自意識過剰すぎた女子高校生を乗り越えて、大学生になって、もう一度太宰を読んだら私はどうなるのか?と思って読んでみた。
    一番びっくりしたのは前はわけわからんかった「斜陽」に感情移入できたこと。ほんの少しだけ大人の女に近づけたのかしら、遠慮がちにはにかんでみる。

  • 他七編は「ダス・ゲマイネ」「満願」「富嶽八景」「葉桜と魔笛」「駆け込み訴え」「トカトントン」「ヴィヨンの妻」
    なかなかお得な一冊である
    また10年後くらいに読み直そう

  • 2019年映画公開
    小栗旬が太宰治役!
    蜷川実花さんが映画「人間失格」監督を務め、小栗旬さんがなんと太宰治に!

  • 鬱のような。淘汰されるような。鬱陶しい。

  • とてもとても面白かった。
    笑いあり、涙あり。

    母の「おしっこよ」と一番最後のMC「マイコメディアン」のオチにチェーホフじゃないんかよ!!wと爆笑してしまった。

    なんだかシュールで、、

    母が弱っていく描写はとても泣けた。
    自分の母を看病するカズコ、とても強く優しい女性だ。
    私と同じ歳なので、特に共感した。

    そして何よりも最後の弟の手紙に感動した。

    彼は根っからの貴族なんだ。
    どんなに一般人に合わせようと不良になったとしても、貴族として育てられた貴族なんだ。

    凄く感動した。
    最後の分の「僕は貴族です。」凄い泣けた。

    弟、どうしようもない奴だとばかり思っていたが、素直でお母さん思いのいい子じゃないか。

    太宰治初めて読んだが、こんなに面白いとは…。

    特に華族に対して興味を持っていたが、あまり華族がテーマの小説って私の知る中では少ない。

    凄い良いテーマだと思ったし興味深かった。

    一気読みだった。

    そしてボリュームもたっぷりでどれも面白かった。

    用語の解説がそのページに書いてあるのがとてもよかった。

    どの小説も面白く、可笑しく、人間臭さがあり素直な文体が気に入った。

    特に気に入ったのは「富嶽百景」
    知的可笑しさが満載。

    富嶽百景は太宰が精神的にも一番安定しているときに書かれたものらしく、落ち着いた文体とストーリー、美しく静かな小説だ。

    彼はきっとユーモアたっぷりの面白おじさんなんだと思った。

    私はこういう男性、チャーミングで可愛いと思う。

  • 太宰は好きな作品は好きだけど、嫌いなのは嫌い;
    走れメロスとか何度読んでも嫌い。
    初めて斜陽を読んだけど、結構鬱になりますね。

    駆け込み訴えはやっぱり好きだなー

  • 斜陽のお母様がスープを飲むシーンが忘れられない。

  • 人間失格はもう何度も読み返してる
    そのたびに印象が違う感じ
    重たい内容だけど 小説としての面白さが好きだからかもしれない

    斜陽に挑戦中・・・

  • 再読。

    やっぱ斜陽と駆け込み訴えが私の中の太宰トップ争いする。

  • 内容は暗いのに何故か気分が落ちることはない。

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著者プロフィール

1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。35年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多数。

「2018年 『津軽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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