女の長風呂 (1) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (1976年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167153038

みんなの感想まとめ

性をテーマにしたエッセイが、ユーモアを交えながら日常に潜むエロスを描き出しています。著者の豊富な語彙と知識を基に、古典文学から現代社会の視点まで多岐にわたる引用が織り交ぜられ、読者を楽しませます。特に...

感想・レビュー・書評

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  • 先日(2019/6/6)に亡くなった田辺聖子のエッセイ。風呂=ハダカであり、そっち方面の話ばかり。

    小松左京や筒井康隆がハバを利かせていた、というか、日本SF界が元気だった頃と同時期の話で、筒井康隆「狂気の沙汰も金次第」に同じような話があったような気がするし、星新一や小松左京の本にもあったなあ。

    性をテーマに、エロとも社会学、行動学とも読めるような、うねりながら進む各エッセイにおいて、やっぱり特筆すべきはその語彙の豊富さ。いやほんと、こういうのを読んだときに、ネット上の文章と同じだと感じる人は、言葉に対する感受性が低すぎると注意したほうが良い。

    また、田辺聖子の専門ではあるが、古典から和歌から教育勅語まで、豊富な知識をベースに絶えることなく引用され、「エッチやわあ」とやられるわけだが、源氏物語はともかく、古典は美しく真面目なものであるというような読み方しかできないガクシャの皆さんには見習っていただきたい。

    さて、エッセイとはいうけれども、ボケとツッコミのボケ役に重要なのが、かの「カモカのおっちゃん」である。ちゃんと語源を見たのは初めてかもしれない。女性雑誌に載っていたら「おっちゃん=保守、お聖さん=革新」という感じなのだろうが、こちらは文春に載っていたのであるから、どっちもどっちなのだ。この「本なんか読まん」というおっちゃんが、なかなか辛辣でツボを付いた話を振ってくるところが、本書のポイントであろう。

    とはいえ、電子書籍に「カモカのおっちゃんシリーズ」というデリカシーのないタイトルを付けるのはやめてくれよ。

  • 性の話を面白おかしくエッセイにまとめてある。ププッと笑える。

  • ちょっと自分の部屋にはうっちゃっては置けない
    エッセイですが、決して露骨なエロではないです。
    日常にあるエロスのエッセイです。

    男と女の違いというのは
    この二つの存在がある限り
    どうして~という観点ではくくれないような
    気がします。

    まあ本当に火星から来た、ですね。
    性という概念の違い、
    排泄方法の違いやら…
    とにかくいっぱいあります!!

    カモカのおっちゃんは
    やっぱりSUKEBEだな
    と思いましたが。

  • 後ろの解説を読むと「たおやかなカマトト顔で、男性自身に迫りくる才女作家の、あっけらかんとしたお色気談義!」とある。

    あの長ったるい「源氏物語」さえ、この人が手を加えると斬新で面白いのだからすごい才能。

    林真理子さんなんかも、この人みたく凄味を増していきそう。

    37年も前に書かれた本だから、若干は事情も変わってきてるけど、それでも全然古臭くない。

    小悪魔系の恋愛セオリー本に飽きたら、これで。
    敵を知るべし。

  • 「ははーん」「にやり」「ひざポン」あるいは爆笑 と楽しみ満載っす。
    時々ひっじょー下ネタで下品だったりするのがとてもヨイv

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著者プロフィール

昭和3年3月27日、大阪府に生まれる。昭和22年樟蔭女子専門学校国文科卒。小説家。直木賞選考委員。昭和39年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)」で芥川賞を、62年「花衣ぬぐやまつわる…」で女流文学賞、平成5年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、6年菊池寛文学賞、7年紫綬褒章、10年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で読売文学賞、14年キワニス大阪賞など、多数受賞。12年文化功労者となる。作風は巧みな大阪弁で夫婦あるいは男女の機微と生態を描くものが多い。近著に『武玉川・とくとく清水』(平14 岩波書店)『女のおっさん箴言集』(平15 PHP研究所)など。

「2004年 『久保田淳座談集 心あひの風 いま、古典を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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